声帯の不思議

やっと体調がもとに戻り、それは嬉しいのですが、良くわからないのが自分の声帯です。

先週はすでに咳はほとんど出ない状態でしたが、まだ少し疲れやすいかなという感じでした。そんなとき、声のほうは中音域はこれまで以上に出やすく絶好調であったにもかかわらず、高音域がどうあがいても、どう様々なイメージをしても全く出ないのでした。今後このままなのだろうかと、大きな無くし物をしたような気分でした。

ところが体調の回復とともに、1日1日と出る音域が1音ずつ上昇していく経験をしています。日曜日は「レ」まで、月曜日は「ミ」まで、本日火曜日は「ファ」までと出るようになってきました。このままいけば本来なんとか出ていた「ラ」くらいまではあと2日でしょうか。

続いていた咳が原因なのか、ごろごろしていたので声帯の筋肉が痩せてしまったことが原因なのか、良くわかりませんが、声帯という自分では見ることのできない繊細な筋肉についてとても不思議に思います。

そしてこんな時、昔から声楽家にあこがれていた私ですが、ああ、声楽家でなくて良かったぁなんて思いますね。