花の連休

今年の連休は花づくしでした。広告の美しい花々の写真を見て、渋滞とわかってはいても行きたくなりました。

まずは、秩父の羊山公園へ芝桜の丘の見物です。ここへは私の運転で夫と行きました。早朝なら渋滞も無いだろうと、朝6時に出発すると、案の定すいすいと走り8時に到着できました。

あの世の入り口で見るというお花畑とはこんなところかしら、などとふっと頭をよぎる、みごとな美しさでした。

そして次は、長女を誘っての、はとバスツァーで、茨城の海浜公園で山全面のネモフィラのお花畑、続いて足利フラワーパークで藤の花々を見てきました。

これも素晴らしい眺めに感動しました。かなりの渋滞でしたが、はとバスツアーですから乗客はのんきに乗っていれば良いだけですので、見学後の感動の大きさと比べれば、俄然行って正解でした。

今回のフラワーパークのそれぞれについて、観光客を呼びこむ発想や準備や手入れや運営方法等大変な労力がかかっていると思われますが、その熱意が大成功している点も凄いなと感じました。

印象に残っているので忘れないよう記しておきたいのは、ガイドさんから聞いて知ったのですが、足利フラワーパークの樹齢150年という巨大な4つの藤は、10年ほど前に、誰もその移植を引き受けない中、唯一引き受けた塚本こなみさんという女性樹木医が、新発想を取り入れて移植を成功させ、その後の入念な手入れのおかげで素晴らしい姿を保ち生き続けているのだそうです。10年で300畳から600畳までに成長したそうです。

帰宅後塚本こなみさんを検索してみたところ、やはり大変素晴らしい方でした。美しいものを全身全霊で作りだし喜んでいただく、そんな発想を徹底する生き方をなさる方でした。