ドイツ~プラハ②

プロペラ機

2日目は早起きしてフランクフルト空港へ向かい、チェコ航空でプラハへと飛びました。約1時間半ほどです。プラハ空港からプラハ市内へはバスと地下鉄を乗り継ぎますが、チケット販売機でのチケット購入は私にはさっぱいわからず、もっぱらドイツで慣れている次女任せ。地下鉄の乗り継ぎや道案内は地図を読む息子任せ。荷物も息子任せ。早めの母の日だね、と景色を楽しみつつついていく私。

ホテルはカレル橋から徒歩5分ほどの場所で、ホテルへ向かう途中、カレル橋に少し寄ってみました。カレル橋は各国からの観光客でいっぱいでしたが、やはりそこから見るブルタヴァ川の眺めは歴史の厚みと美しさとを理屈抜きで感じさせてくれる目が覚めるような眺めでした。

さて、実はこの日はとても素晴らしい日なのです。なぜかと言うと、ドヴォルザークホールでチェコフィルを聴くことになっているのです。しかも、今乗りに乗っているヴァイオリニスト、ズナイダーによるモーツァルトのヴァイオリンコンチェルト5番にマーラーの5番というプログラムです。

チケットは次女の友人(日本人でプラハ在住)の友人のチェコフィル団員(チェコ人)の方が、特別に残席を手配してくださったのです。満席の中、オーケストラの後ろの席がとれたということでした。(この席、日本と違い1000円弱

ドボルザークホールのあるルドルフィヌム(芸術家の家)前

です。)

その友人とチェコフィル団員の友人と待ち合わせをして、コンサートが始まるぎりぎりまでイタリアンレストランでお茶と超美味しいケーキを食べながらおしゃべりして過ごしました。

その団員君はまあ話が尽きない方で、楽しかったです。チェコのビールは世界一だとか、チェコはお茶文化も発達しているので、戦争をしに来た兵隊はチェコで各国のお茶を飲む合間に戦争をしたとか、などなど。

ドヴォルザークホールの中

その夜のコンサートは本当に素晴らしかったです。オーケストラの後ろの席ですと、指揮者やソリストの表情もよく見え、音楽の作り方が良くわかります。音も厚みのある素晴らしい響きでした。そしてズナイダーのヴァイオリンの感動を忘れたくありません。全てに感謝感謝。

続く。