映画「羊と鋼の森」見ました

近くの映画館で「羊と鋼の森」を見てきました。

公式サイト→http://hitsuji-hagane-movie.com/

北国の森で暮らしていた青年が、学校のピアノの調律に来た調律師の音を聞いた瞬間に「森」と感覚の中でリンクし、調律師を目指します。彼が一人前に成長するまでの苦悩とともに、羊の毛で作られたハンマーが鋼の弦を鳴らすことで生まれる響きと音楽も(ピアノに関わるピアニストや学習者etcの演奏により)自然やそれぞれの人生とリンクしながら描かれています。

『明るく静かに澄んで懐かしい文体、少し甘えているようでありながら、厳しく深いものを讃えている文体、夢のように美しいが現実のように確かな文体』…主人公の青年外村(山崎賢人)が尊敬する調律師板鳥(三浦友和)に目指す理想の音を聞いたときに答える板鳥のセリフがこの言葉で印象的でした。ネットで調べなおして書き記しておきます。小説家の原民喜の言葉だそうです。「文体」を「音楽」に置き換えても、やはりそれは理想だと思います。

それにしても役者さんは凄いなと思いました。本当に調律師みたいでしたし、本当にピアニストのようでした。同時に、響きにこだわる表現の後、映画の中で本当にその響きが微妙に変化するのにも驚きました。音響技術も本物でした。
「一音へのこだわり」と同時に、「音楽が何かを感じさせてくれる」、そんな原点に回帰させてもらえるような静かで深い素晴らしい映画でした。

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