脳が疲れたの巻

先々週始めに軽い風邪をひき、先週は軽く咳込む感じがずっと続き、やっと今日あたりから普通に戻った感じです。結構長いこと不調でしたが、その間コーラスの本番等が続き、なんとかそれぞれ楽しく無事に終えられましたが、身体は正直というのか年齢なりの進化を遂げています。

なんとなんと健康だけが取り柄の私が、先々週初めて耳にする病気にかかりました。それは「一過性全健忘」というものでした。前回のブログでリハーサル時に混乱したことを書きましたが、それです。約1時間弱ほどの記憶が抜けたのです。(その間倒れたりせず、普通に周囲と会話もしています。)

本人は覚えていないので元に戻った時はいたって普通なのですが、その話を聞いた子供たちには衝撃が走りました。「いよいよか」と3人ともかなりなショックを受けたようです。子どもたちに勧められるまま、脳神経外科を受診してMRIを撮りました。結局異常は無く、「一過性全健忘」と言って、原因もわからず、再発も無く、中年以降にかかる人がいる珍しい症状とのことでした。ネットで検索すると同じような体験談が出ていて少し安心しました。

実は私はこのところ、ベートーヴェンのソナタ31番の暗譜に取り組んでいるのですが、3楽章のフーガの暗譜に手こずり中で、きっとこのおかげで海馬の容量が一杯になりすぎたのかもと勝手に想像中。仕事の疲れ、風邪の疲れ、介護の疲れそしてこの取り組みの疲れのせいかな。自己責任ですね。あーやれやれ。