コロナ禍

ようやく毎日の感染者数が減る傾向となり、緊急事態宣言も39県で解除されました。とは言えまだまだ油断禁物の日々です。特に首都圏では無症状の感染者がすぐそばにいるかもしれないという警戒感は当分続きそうです。

今月からピアノの生徒さんとは大方の方がオンラインでレッスンを始めることが出来ています。動画を送っていただき、こちらからアドヴァイスの返信をするという形の方もいらっしゃいます。どちらにしても普段の空気感と違い、これはこれで私自身、指導の勉強に大いになっています。いつもより短時間であることと、世の中の異変の中でのレッスンであることで、伝えるべき大切なことを選択し、要点をまとめてしっかり伝えなければいけないと思うからです。

ピティナ(全日本ピアノ指導者協会)のホームページ内にE-ラーニングというサイトがあります。これまで行われた指導者向けの講習会がネット上で見られるのですが、このコロナ期間を利用し、登録して見始めています。これが見るたびに目から鱗の日々で、大変勉強になっています。コロナ禍でないと、おそらくこのサイトを真剣に見ることは無かったと思うと、不謹慎ではあるけれど、この日々に感謝したいくらいに思います。

さて、コーラスのほうは、なかなか難しいです。オンラインでお会い出来る方だけでもとも思いましたが、やはり団全体の和が崩れることも懸念されるので辞めています。いつから通常の練習に戻れるのか、さっぱり予想できません。合唱連盟ではオンラインで個人参加の合唱の歌を募集したりしていますし、個々に若い方々を中心にオンラインでのリモート合唱を創り上げている団も見受けられますが、高齢者が多い団の場合は無理です。ワクチンや薬が出回らない限り本来のコーラスやコンサートは無理なのでしょうか。本当に困った問題です。

ともあれこの期間に自分自身を見つめなおし、そして自粛が解除された時には新たな出発が出来そうな、出発しなければ、みたいなそんな希望を持ちたいものです。