この夏

8月ももう終わります。今年はコロナと猛暑のダブルパンチのような夏でした。暑くて動く気が起きなかった日も多かったですが、私はなんだかんだ忙しい夏でもありました。

この夏の大きな出来事として、3月に97歳で大往生した義母の納骨式とお仏壇の我が家への引っ越しと初盆の執り行いがありました。納骨式はお墓のある宮崎で行い、お仏壇は我が家の押入れをリフォーム工事してお迎えし、初盆はお坊さんに我が家に来ていただき身内が集まりました。

この歳になるまで両親や兄姉任せの法事でしたから、特に信心深いわけでもない私は慣習のままに過ごすのみで仏教とは全く希薄な関係でしたが、この夏、ご仏壇をお迎えしたりお墓の管理をしたりお盆を執り行ったりすることで、仏教についてその教えについて調べたり聞いたり考えたりせざる得なくなりました。でもそのことは私の精神面を私なりに成長させ落ち着けさているみたいなところもあり、忙しかったけれど年齢的にも良くお似合いの夏の出来事だった気もいたします。

さて、コンサートも一つありました。大宮音楽家協会恒例の「名曲コンサート」ですが、連弾で「新世界より」2楽章テーマ&4楽章を弾きました。(レイボック小ホール)ドヴォルザークに思いを馳せつつ曲と深く向き合うこと、パートナーと合わせてみること、それらはとても勉強になりました。ところで、ドヴォルザークは大変な鉄道オタクだったそうです。それを知ったことは、今回の「新世界より」の細かな解釈へと大いにつながりました。

押入れをリフォームしてお仏壇を入れました。
宮崎の帰りに長崎へ寄りました。式典の準備中でした。
連弾仲間。弾き終えてリラックス。
この夏は松本清張にはまった。読み出したら止まらなかった。