シカゴ ③

アメリカへの旅行は今回が初めてです。飛行機内でアメリカ上空を飛んでいると気付いた時、窓から眺めた見渡す限りの平地の景色は最初に受けた特別な印象でした。約1時間くらいずっと続くのですからアメリカとはバカでかい国だと思いました。

こんな景色が延々と続きます。

 

次女の住んでいる町はシカゴのオヘア空港から西へ車で約30分ほどの郊外です。日本の避暑地のような印象で、ゆったりと戸建てが並ぶ住宅地でした。管理された芝生でそれぞれの家がつながり、家の裏にも芝生が広がり、普通にリスやウサギが遊びに来て、夕方には日本では見られなくなった蛍が飛びかっていました。
歩ける距離や、また車で数分~数十分ほどの距離にも子ども向けの広いアスレチック公園が散在し、自然観察のできる森も整備されてあり、住環境としてはとてものびのび出来る良い環境でした。広大な土地を持つアメリカのメリットだと思います。

車で道路を走っていて私世代として意外だったのは、目に入る自動車のほとんどが日本車だったことです。かれこれ50~60年前頃の私が学生だった頃は、車に限らず、あらゆる産業や、スポーツ分野もアート分野においてもすべてアメリカ首位だったように思いますが、この50年~60年で時代は変わり、日本人も頑張ってきたのだなと、世界へ向けて頑張って来られた方々に思いを馳せてしまいました。
道路と言えば、郊外の道路では日本のように道路両際にびっちりと様々なお店や家々が並ぶという光景は全く見かけず、時々目に入るのは何かの施設や何かの会社、しばらく走るとマックやダンキンの看板、またしばらく走ってガソリンスタンドやスーパー、そして広々とした住宅地という感じでした。(日本では田舎ですとそんなですが)これも土地が広いからだと思いますが、暑い中、マックやスタバが日本にいるとき以上に貴重なお店でした。

ところで、日本から換金していきましたが、現金は全く使う場面が無く、そのまま次女のところへ置いてきました。今や、ネットとクレジットの時代なのですね。チップもレシートに含まれていたり、レジのところで何パーセントか選ぶような仕組みになっていて、便利なような私みたいな年寄りには少々驚きでした。

まだまだ書きたりない気もしますが、ではこの辺で楽しかったシカゴ旅行記を終えることにいたしましょう。
楽しませてくれた次女家族、シカゴでお世話になったお友達やそのご家族様、長いお休みを受け入れて下さった私の生徒の皆様方、旅行を応援してくれた私の家族、皆々さまに心より感謝申し上げます。有難うございました。

お土産いろいろ。カブスのサンバイザー。ギャレットポップコーン。トレーダー・ジョーズの買い物バッグ。その他飴とかドライフルーツとかクッキーとか。写真にはないけど、自分用にオンのスニーカー、マイケルコースのバッグも超安くゲットしてしまった。
お世話になったまみこさんから手作りの素敵な刺繍の絵をいただきました。大切な思い出の品が1つ増えました。
最後はこのシカゴの風景で締めます!

シカゴ ②

地図で見ると5大湖のミシガン湖畔にシカゴがあり、東へ進んでエリー湖脇を通り、エリー湖が終えたところ、オンタリオ湖の手前にナイアガラの滝があるので、シカゴへ行ったならナイアガラの滝を見て帰りたいと思っていました。しかし、実際は地図で見るような近さではなく、出発は早朝6時、泊りがけなので、食料やら衣類やら荷物を積んで、孫たちはパジャマのまま乗せて、車の中で皆でおにぎりという感じでした。高速道路を延々とナビを見ながらパパさんが運転してくれましたが、結局9時間ほどかかる遠さでした。当たり前ですがアメリカ大陸は予想以上にとても広大です。途中サービスエリアで一息つきましたが、いったん国道に出てガソリンを入れたり、下の2歳の孫は運転中に「パパ抱っこしてー」と泣き止まなかったり…パパさん、ママさんせっかくの休みを(彼らは1度すでに訪れている)日本のバアバの為に大変な労力を使って遠くまで連れて来てくれてホント有難う、なのでした。滝は特大スケールで多くの観光客を圧倒していました。最高に気持ちよく、楽しかった!

 

滝へ向かう入口にゴーカート乗り場があり、4歳の孫は滝よりもこちらが気に入り、パパさんと乗って喜んでいました。

 

帰路にクリーブランドで1泊したので、思いがけずクリーブランドオーケストラの本拠地セベランスミュージックセンターに寄ってみました。誰もいませんでしたが、周りに公園があり、ヨーロッパ風の落ち着いた雰囲気の場所でした。夫がジョージ・セルと共に大好きだったオーケストラです。

サービスエリアでの2歳と4歳のギャング。

シカゴへ ①

我が人生の大きなイヴェントの一つ、単独アメリカシカゴ旅行を先月してまいりました。単独と言っても、家から空港の間のことで、現地に着いてからは、シカゴ郊外に在住する次女家族にお世話になりながら、一緒にあちこち観光させてもらいました。

まるまる2週間、仕事はお休みさせていただきましたが、無事にリフレッシュして戻ることが出来、この思い出を今後に生かせて行きたいと思います。

ルート66BEGINの前で。シカゴと西部カリフォルニア州サンタモニカを結んだ大陸横断国道の出発点。現在は廃線とのこと。
シカゴ美術館前。一緒のご夫婦は次女が大変お世話になっているアメリカ在住20年のお隣様。今回ダウンタウンを案内してくださいました。美術館へは行きませんでしたが、斜め向かいのシンフォニーホールへこれから行くところです。
 
ジョシュア・ベルのヴァイオリンを聴きました。ウエーバー、オベルン序曲に続いて、ジョシュア・ベルとオーケストラで「The Elemennts」、最後にショスタコーヴィッチの1番というプログラム。Elementsは5人の作曲家がベルのために書いた協奏曲で、Earth Water Fire Air Space の5曲で構成され、最後にEarthに戻ります。美しさと激しさを伴った魂の籠った素晴らしい演奏に感動しました。オーケストラの響きも素晴らしく、さすがのシカゴフィルでした。
ホールの中はアットホームなヨーロッパ風。
 
シカゴといえばカブス。パパさんに連れてきてもらいカージナルス戦を観戦しました。カブスの今永投手もカージナルスのヌートバーも欠番でカブス鈴木誠也選手は見れました。買ったアイスクリームの量が多くて食べきれなかった。
バッター鈴木選手。「YMCA」や「Take me out to」を歌いながら大人はノリノリでしたが、この日は1-2でカブス負け。30度超えの暑い日で、孫たちにとっては暑い中駐車場からリグレーフィールドまでの往復を散策道とは言え結構歩かねばならず大変だったかな。
 
野球観戦の日はシカゴに1泊し、翌日シカゴ川クルーズ船で名物のビル建築群を見学。町全体が建築博物館とのこと。
孫たちがミレニアム公園で涼んでいる間、ミレニアム公園からミシガン湖まで歩いてみた。ミシガン湖は海のような大きな湖で、大きな水鳥が遊ぶ気持ちの良い湖岸でした。
 
ミレニアム公園の有名オブジェ「ビーン」は工事中でした。連日30度越えで、孫たちはここで涼んで一息。
ミレニアム公園内に、ビルの上から水が流れてきたり表情が変わる顔の口から水が出たりの面白い噴水があり、子供たちがびしょ濡れになりながら大騒ぎして楽しんでいました。