コンサートご来場有難うございました

私の今年初挑戦のコンサートが2月15日さいたま芸術劇場で開催されましたが、お忙しい中お越しくださいました方々、本当に有難うございました。

私はショパンの即興曲1,2,3番の3曲を続けて演奏致しました。この選曲は私としては準備期間中から案外ずっと気に入っておりました。それぞれが少しづつ作曲年を経ているので、次第に音楽の底に色づくものが深くなっていくところに共感出来ますし、それでいて、それぞれの曲が魅力的だからです。

さてさて、実はこの本番前の夜中、まさに変な悪夢を見ました。今でもその映像を思い出せるほどです。若い頃は悪夢など無関係の私でしたが、最近は頻繁に見るので、普段は気にしないのですが、本番前となると「もー!こんな時にどうしてー!」です。その夢とは、良く知っている目的地の筈なのにどうしても辿り着けない夢だったのですからなんだか不吉な感じがしないでもないわけです。この夢の暗示に乗るな関係ないと言い聞かせるも、おかげでステージを待つ間中、弾くのが本当に怖かったです。

終えてみての私としては、「もう一度弾かせてほしい」と思える点と、「まあまあ良かったかも」と自信にもつながる点と両面ありました。どちらにしても、響きの良いピアノと響く会場で真剣勝負が出来たことは、とても良い経験でしたし、同時に他の方の演奏を聴きながら、音楽の温かみをあらためて感じることが出来た充実の一日となりました。ご来場くださったかたがた、応援有難うございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

楽屋にて。衣装はこれ。

 

今年もお教室にお雛様を出しました。このお雛様とは40年以上のお付き合いになりますね。