ハッピーコンサート

今月26日(土)13:30より、彩の国さいたま芸術劇場にて、「ハッピーコンサート」という、与野音楽連盟主催のコンサートがあります。(入場料500円)

出演は様々な音楽団体で、今回は弦楽合奏、コーラス、声楽デュオ、連弾、フルートとパーカッションといった演目でのコンサートです。

私は、友人とモーツアルトのソナタ(KV521 C-dur)1楽章の連弾で出演し、そして、「コール・エーデルワイス」(女声コーラス)と共に、メンデルスゾーンの「我が心の想い」「秋の歌」と新沼謙二の「ふるさとは今も変わらず」の3曲の指揮で出演します。

気心の知れた音楽仲間に囲まれていることの幸せを感じつつ、準備も真剣度が増してきたこの頃です。

アットホームなコンサートになることと思います。よろしかったらお出かけください。

(連絡先:彩の国さいたま芸術劇場048-858-5500)

ルートヴィッヒⅡ世

ドイツ旅行以来、気になる男性がいます。ピアノを練習していると頭をよぎるのです。彼が私の弾くこのピアノを聴いたら、などと頭をよぎるわけです。これでは怒りながら逃げていくだろうとか、滑稽だと笑い出すだろうとか、これで少しは耳を傾けてくれるかなとか、弾きながら彼が気にいるようにと音を工夫したりして、案外良い練習が出来たりもするものです。

気になる男性とは、ルートヴィッヒⅡ世(1845-1886)というバイエルンの王であった人物で、その数奇な生涯は旅行先で初めて知りました。観光地として有名なフュッセンのノイシュヴァンシュタイン城を建てた王なのですが、彼は自分の芸術的趣味を満たす為だけに税金を使って贅の限りを尽くした城をいくつも建設したそうです。(ワーグナーに心酔し、そのオペラの様々な場面を室内の壁画や絵画等に描かせています。)

結局ノイシュヴァンシュタイン城は未完の部分を残したまま、王は41歳で幽閉された後、湖での謎の死で生涯を閉じます。

ノイシュヴァンシュタイン城の中を見学し、伝説、聖書、神話、ワーグナーのオペラ等の中身は詳しくはわからないものの、それらを題材にした異常とも言える芸術へのこだわり方に圧倒されました。

私はこういう男にすぐ惹かれてしまい、一緒の娘たちに、「ねえ、かっこ良くない?」と聞くと、すげないその返事は、「こういう男は女には興味ないって。いかにもそう見えるでしょう。」でした。

えーそんなっ、と後で調べたら、娘たちの方が見る目有り。はい、わかりやした、とは言え、ちょっと気になります。

とっておきの写真

そう言えば、昨年のレッツ・スィングで開催した15周年&忘年会の写真が出来てきているのです。

指扇のアルタビスタガーデンという結婚式場で開催しましたが、ナナント私はサプライズとして歌を披露したのでした。

思い出すにつれ、我ながら可笑しいような、楽しかったような、とても気持ち良かったとは言え、下手歌で申し訳なくもあったりでした。後日、「うっかり録音ボタンを押し忘れ、録音ができていませんでした。」との団長さんんのお気遣い?により、今も生き延びられているわけですが、この時の大きな安堵感といったら!

写真は音が出ないので大丈夫。私にとって、とても嬉しい、とっておきの写真をいただくことができました。

 

芸能祭と公民館祭り

昨日土曜日はいきがい大学熊谷連協の芸能祭で今日が下落合公民館祭りの本番でした。

熊谷のほうは混声コーラス1団体、下落合公民館は女声コーラス2団体の指揮をしてきました。

芸能祭はいきがい大学(60歳以上の方々)のクラブ活動で、ハーモニカやフラダンスや社交ダンスや太極拳等の様々な演目と一緒の合同発表会です。

公民館祭りのほうも、地域の活動グループの様々な演目の合同発表会ですが、やはり多くがシニア世代の発表です。

長年こういった催しに参加してきていますが、60歳以上の方々のパフォーマンスがだんだんにレヴェルアップしていると感じます。

そして、年々、特にコーラスでは、若く有能で素敵な女性の指導者が増えています。これは、私のような若いとは言えない年配指導者にとっても良い意味で刺激的なことだと感じています。この仕事の魅力をあらためて客観視できる場にもなるからです。

共に生き生きと活動できる喜びを感じさせていただけた本番でしたが、やはりこれは気持ちの良いパフォーマンスに触れることができたからだと思います。(私の団体も含めてね)

そして若い指導者の方々に負けないよう頑張らねば、とも思った昨日今日でした。

ドイツ旅行

昨日、ドイツ旅行から無事に帰宅しました。今回はドジボケ母(私の事)と、ドイツは初めての長女と、ドイツ在住の次女との10日ほどの珍道中でした。若さあふれる娘たちの気遣いとフォローのおかげで、ほぼ計画通りに、一生の思い出となる旅行を楽しむことができました。

(今回は、ヴィースバーデン~マインツ~フュッセン~ミュンヘン~フランクフルトを回りました。)

レッスンをお休みいたしましたが、この旅行でとても良い気分転換をさせていただけましたので、今後に生かしたいと思っています。

また旅の話もいずれアップしようと思います。

 

(ノイシュヴァンシュタイン城)

大人の会

本日は大人のピアノの生徒さんのお楽しみ会でした。お楽しみ会は毎度、我が家の狭いレッスン室にご都合のつく方が集まり、小品をそれぞれ披露して、あとはおしゃべりです。

今日は私を含めて8名でした。顔なじみどうしの方も、新しい方も、皆さん同じ趣味を持ち、日頃忙しい中ピアノを頑張っていらっしゃるので、すぐに打ち解けて、話もはずみました。

それぞれの演奏も、それぞれ味わいのある素敵な演奏で大変楽しめました。

今日は私も弾きました。ショパンの「エオリアンハープ」。

これさえなければ楽しい会だったのに…なあんてことにならないようにと、心がけつつ準備しましたが、たぶん、大丈夫だったことでしょう。

音楽はやれどもやれども尽きない難しさがあると同時に、やはり真摯な音楽と共に過ごす時間はとても楽しいですね。

大人の方々、お疲れ様でした。これからも、無理のないよう「演奏」を追求しつつ、ピアノを楽しんでください。

「未完成」展開部

先日ピアノ講師の友人から相談に乗って欲しいと言われた内容が、その方の高3の生徒さんが学校の音楽授業でシューベルトの未完成交響曲第1楽章の展開部を分析せよとの宿題をもらい、その件を自分に訊ねてきたが、どう説明したら良いかしら、というものでした。

普通高校なのに、まあなんと高尚なことを要求する高校かと思ったら、超ブランド有名私立男子高校でした。さすがです。

ただし本人は楽譜が苦手でチンプンカンプンとのこと。

実際の宿題の問題用紙を見せてもらうと、まず①展開部を小節数で示しながら段落に分ける、そして②それぞれの段落や箇所で主題やそのモティーフがどう使われているか楽譜で示す。最後に③展開部全体の分析を文章で表す。

そんな内容でした。

へえ、やってみようかしら。おもしろそう。

実はその友人からはたびたび御馳走になっているので、そのお礼も兼ね、私もこの宿題にトライしてみることにしたのです。

昨日、私なりに分析したものを友人に参考までにと提出したところです。

音大でもこんな宿題は出されたことは無く、ほぼ初体験ではありましたが、しかし、分析してみると、本当におもしろかったです。耳から聞いていた以上に音楽への共感が深まります。また分析したことを文章で表すことで、自分の音楽に対する考え方と向き合えました。

というわけで、「未完成」1楽章の展開部ならお任せください。

年頭

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

今年も元気に無事に過ごしたいものですね。

我が家は夫のことがあるので、とにかく皆、健康で健全でいること、年頭の私の願いはそれにつきます。

(その土台があってこその他の願いもたーくさんありますが…

我が家の今年の正月は、夫は病院でしたし、正月らしさは手抜きでと決めてはいましたが、なんとか息子と毎年恒例のお餅(我が家は姑から伝来の丸形です。機械で突いて手で丸めます。)を作り、お重にも簡単手抜きのお節を並べました。

長女も来てくれて3が日一緒に過ごすことができ、夫の病院ではドイツの次女も交えてLINEで皆で話も出来、親戚にも会えたりと、とても楽しい正月で出発できました。

今、仕事が始まり、忙しさと慌ただしさと様々なストレスの日々というレールに乗り始めましたが、今年も力を尽くしつつ日々楽しく平穏に過ごしたいものです。

      

年の瀬

今日は午前中にレッスンをして、今年の仕事はこれで終わりました。

午後は庭の伸びたまま放ったらかしとなっていた木の枝を切り、それらをごみ袋にまとめ、夫の病院へ行き、その後買い物をして帰宅し、夕食後はとりあえず夫のいない家でのんびりとこの1年を振り返りました。

振り返れば大きなこと小さなこと今年は本当にいろいろありました。が、落ち着いて考えられる今、私としては、「もう一度原点に戻ろう」の気持ちです。仕事のことも、家族のことも、その他のことも。

そう言えば、病院で毎日CDを聴いて過ごしている夫が、昨日はブレンデルの若い頃(たぶん30代)のベートーヴェンソナタを聴き、中でも30番が群を抜いて素晴らしくとても感動したと言っていました。

私が先月ピリスで31番を聴いて感動したよと伝えると、夫はそれらのメロディを思い出しては泣き出しそうになるのです。

今年は私も、ベートーヴェンの後期のピアノソナタをあらためて聴いて締めくくろう。

お楽しみ会

昨日は子供の生徒さんのお楽しみ会でした。クリスマスが近いので、クリスマスの歌を皆で準備していたこともあり、可愛いサンタさんのコスチュームで来て下さった生徒さんもいました。

歌を歌ったり、ピアノを弾いてもらったりしたあと、「くるみ割り人形」のお話を絵本を見てもらいながら話し、CDをお話に合わせて流しました。

絵本は講談社の堀川理万子さんの絵によるもので、全てのページがバレーを描いた素敵な絵なので音楽にぴったり合いました。

皆、目を輝かせて真剣に聴いてくれて、私も幸せな楽しいひと時でした。