「第15回ブリランテの会」お疲れ様でした

9月25日に大人の発表会「ブリランテの会」をさいたま芸術劇場音楽ホールで開催し、無事に終えることができました。午後1時に開演し、予定通りちょうど5時に終演できました。参加されました方々、長時間お疲れ様でした。

この催し物は今年で15回目ですが、毎年少しづつ上達される参加者の様子に出演者お互いに励まされていらっしゃるようにお聞きしています。主催する私や、スタッフともどもそれは同じで、プロフェッシャルなコンサートとはまた違う、お一人お一人の人生のパワーをいただいています。

聴いて下さる方に少しでも楽しんでいただき、観客動員につながればと、昨年から司会を入れてみたのですが、そうすぐには効果なく、今年も客席は寂しい状態だったところが、反省点です。

特に上級者の方々の演奏は、もっと広く聴いていただかなくては勿体ないとのご意見も伺っています。来年は何か工夫をせねばです。

とは言え、演奏された方々から、「ホールが良い響きで楽しかった。皆さんの演奏やロビーでの交流も励みになり、もう来年の曲を考えています。」といったメールを多くいただいています。とても嬉しいです。

来年は秋以降になると思いますが、ホールが取れ次第、また連絡致します。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

ヘンゼルとグレーテル

学生の生徒さんの発表会を11月に予定しています。毎年発表会ではアンサンブルの練習として連弾や合唱を取り入れているのですが、今年はオペラ「ヘンゼルとグレーテル」のお話を進めながら、連弾と歌を挟んでいくことにしました。コーラス「さかなの会」の皆さんにもゲスト出演していただき、手伝ってもらうことにしています。

オペラ「ヘンゼルとグレーテル」はドイツの作曲家フンパーディンク(1854-1921)によるおとぎ話のオペラです。全曲のピアノ連弾スコア譜を手に入れることが出来、またこども向けの連弾譜も購入し、さらに幸運なことに、武蔵野音大の付属音楽教室で公演したときに使用していた全曲ピアノ伴奏スコアもお借りできました。

それらをもとに、ピアノ教室用に台本を作り、連弾譜をそれぞれの生徒さんに合わせて割り振りしてみました。

さて、フンパーディンクのこのオペラはとても素敵です。主な曲のメロディはかわいい民謡のような感じなのに和声が一味素敵に違うのです。調べてみたら、なるほど、ワーグナーの弟子だったとか。

お話も、本当は恐ろしいグリム童話の「ヘンゼルとグレーテル」ではなく、オペラでは、お父さんとお母さんの愛情に包まれ、森の妖精にも見守られ、魔女をやっつけた後は皆で神様に感謝するといったおとぎ話となっています。

準備を始めたときは、オペラのあらすじばかり追っていて、グリム童話の方をすっかり忘れていましたが、そう言えば、グリムのほうは継母が口減らしのために子どもたちを森へ捨てるというお話しでした。おぉこわっ!

こんな内容は、ピアノ教室のかわいいちびっこさんたちには伝えられませんね。フンパーディンクもグリム童話を修正したかったのかも。(台本は作曲者の妹だそうです。)愛情に包まれたメルヘンのほうが俄然素敵です。

もうすぐ「ブリランテの会」

大人の発表会「ブリランテの会」まであと2週間です。プログラムや当日のスケジュール表等の資料も出来、ホールとの打ち合わせも済ませました。

出演される方々もそれぞれ頑張ってくださり、それがとても伝わってくるこの頃です。

私はコーラスの指揮で出演もしますが、普段和やかなコーラスの方々が、本番が近づくにつれ、目標に向け皆が一つになる緊張感や真剣さみたいなオーラをグーンと放たれるのをひしひしと感じます。

今日は、ピアノの生徒さんのリハーサルを教室でしましたが、ピアノの方々も同様です。一人一人一段と気合が入ってきていました。

大きな舞台では、音楽そのものと自分自身とに真剣に向き合い取り組んでいないと成果が出ないですから、その意味でもアマチュアの方々として本当に立派なことだと思います。

そして、この適度な生き生きとした緊張感が、人生の中での気持ち良い活力源となってくだされば良いなと、主催者として望んでいます。

夏休み終わり

夏休みも終わり、9月となりました。学校へ行っている子供たちがいるわけではないし、仕事もそのまま変わらずしていたのですが、やはり、8月は猛暑ですから夏休み気分を作りたいです。我が家はドイツ在住の次女が夏の休暇を利用して毎年1か月ほど帰国するので、そのとき一緒に(我が家なりに)遊びます。

今年のイヴェントはNACK5へアルディージャの試合観戦、そして箱根旅行でした。NACK5へは皆でオレンジファッションとタオルで気合を入れて行きます。その日は久しぶりの勝利で、皆で万歳ができました。

箱根旅行は台風が微妙でしたが、日頃の行いが幸い!、傘は一度も使わずに、散策と温泉を満喫できました。

さて、次女が無事にドイツへ戻ると、私の夏休みも終えた気分です。このところ忙しい日常です。大人の発表会「ブリランテの会」のプログラムや資料作り、学生の生徒さんの発表会の準備、来月のコンサートの準備などなど。

しかしながら、家族と共に気分転換ができたおかげで、次への活力がありますよ。これからも元気に乗り越えていきたいものです。

 

箱根ポーラ美術館