大人の会

本日は大人のピアノの生徒さんのお楽しみ会でした。お楽しみ会は毎度、我が家の狭いレッスン室にご都合のつく方が集まり、小品をそれぞれ披露して、あとはおしゃべりです。

今日は私を含めて8名でした。顔なじみどうしの方も、新しい方も、皆さん同じ趣味を持ち、日頃忙しい中ピアノを頑張っていらっしゃるので、すぐに打ち解けて、話もはずみました。

それぞれの演奏も、それぞれ味わいのある素敵な演奏で大変楽しめました。

今日は私も弾きました。ショパンの「エオリアンハープ」。

これさえなければ楽しい会だったのに…なあんてことにならないようにと、心がけつつ準備しましたが、たぶん、大丈夫だったことでしょう。

音楽はやれどもやれども尽きない難しさがあると同時に、やはり真摯な音楽と共に過ごす時間はとても楽しいですね。

大人の方々、お疲れ様でした。これからも、無理のないよう「演奏」を追求しつつ、ピアノを楽しんでください。

「未完成」展開部

先日ピアノ講師の友人から相談に乗って欲しいと言われた内容が、その方の高3の生徒さんが学校の音楽授業でシューベルトの未完成交響曲第1楽章の展開部を分析せよとの宿題をもらい、その件を自分に訊ねてきたが、どう説明したら良いかしら、というものでした。

普通高校なのに、まあなんと高尚なことを要求する高校かと思ったら、超ブランド有名私立男子高校でした。さすがです。

ただし本人は楽譜が苦手でチンプンカンプンとのこと。

実際の宿題の問題用紙を見せてもらうと、まず①展開部を小節数で示しながら段落に分ける、そして②それぞれの段落や箇所で主題やそのモティーフがどう使われているか楽譜で示す。最後に③展開部全体の分析を文章で表す。

そんな内容でした。

へえ、やってみようかしら。おもしろそう。

実はその友人からはたびたび御馳走になっているので、そのお礼も兼ね、私もこの宿題にトライしてみることにしたのです。

昨日、私なりに分析したものを友人に参考までにと提出したところです。

音大でもこんな宿題は出されたことは無く、ほぼ初体験ではありましたが、しかし、分析してみると、本当におもしろかったです。耳から聞いていた以上に音楽への共感が深まります。また分析したことを文章で表すことで、自分の音楽に対する考え方と向き合えました。

というわけで、「未完成」1楽章の展開部ならお任せください。

年頭

明けましておめでとうございます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

今年も元気に無事に過ごしたいものですね。

我が家は夫のことがあるので、とにかく皆、健康で健全でいること、年頭の私の願いはそれにつきます。

(その土台があってこその他の願いもたーくさんありますが…

我が家の今年の正月は、夫は病院でしたし、正月らしさは手抜きでと決めてはいましたが、なんとか息子と毎年恒例のお餅(我が家は姑から伝来の丸形です。機械で突いて手で丸めます。)を作り、お重にも簡単手抜きのお節を並べました。

長女も来てくれて3が日一緒に過ごすことができ、夫の病院ではドイツの次女も交えてLINEで皆で話も出来、親戚にも会えたりと、とても楽しい正月で出発できました。

今、仕事が始まり、忙しさと慌ただしさと様々なストレスの日々というレールに乗り始めましたが、今年も力を尽くしつつ日々楽しく平穏に過ごしたいものです。