ボーカデミア

 

今月9日に、「ボーカデミア」というロシア国立モスクワ・アカデミーの学生や卒業生で構成されているボーカルアンサンブルを聞いてきました。(ミューザ川崎)この日は、女声6名、男声6名による各パート3名ずつのアンサンブルで、プログラムはオールロシア民謡です。

素晴らしいコンサートでした。メンバーは合唱を専門に学ぶ大学および大学院の在校生や卒業生ですから、声楽的能力はもちろんのこと、アンサンブルレヴェルがものすごく高いです。その上それぞれの編曲の質が良く、全体が温かさとユーモアと品格のあるステージでした。私としては大変癒される時間が過ごせて、とても満足でしたし勉強にもなりました。

アンサンブルレヴェルとして、まず音程と各声部のバランスが神業的です。そして何よりも発声ですが、それぞれがオペラやソリストとしての声ではなく、アンサンブルを目的とした発声で統一されているので、ハーモニーは大変柔らかでしなやかな響きでした。曲によってソロで歌う部分もありましたが、そこはもちろん使い分けていました。(発声が単一でなく、曲想に応じても微妙に使い分けています。)

あの柔らかな響きはなかなか忘れられないです。アンコールに「見上げてごらん夜の星を」を素敵なピアノ伴奏(編曲が良かった)とともに日本語でサラリと歌われたとき、また「カリンカ」で会場全体の手拍子と自然に一緒になったときにはグッと心が熱くなりました。

12月かぁ

本当に早い!もう12月半ばとなりました。先月25日に発表会を終えてから3週間があっという間に過ぎてしまいました。
実は、終えてから1週間は元気で、「私ってまだ若いわ」なんて思える余裕があったのですが、2週間目から歳を感じました。疲れがやっと顔を出してきたのですね。3週間経った今、未だに右膝に少し違和感が残るものの、やっと新たな気持ちが蘇ってきた感じです。(このサイクルだから、時の流れを早く感じるのですね。)

思えば、先月は、たくさん悪夢を見ました。夜中に起きてから覚えておこうと反芻していたので、覚えているのですが、その中から3つほど。その1、何かに追われてなんとか逃げた先がライオンの檻の中で、ライオンに気づかれないよう別の出口から出ると、そこはライオンが生息する草原だった!その2、泳いで目的地へ行こうと川に入ると流れが急に逆になり、目的地へ行けずにずっともがいている。その3、九州のどこか旅行した駅に身分証明書を置いてきてしまい、こちらで明日までに免許の更新をしなければならず、それがないと更新できない。免許を更新しないと仕事にも行かれない状態なので、駅に連絡するのだけど、今日は休みで分からないなどと言われる!

なんだ、今思い出すと悪夢も笑えてしまうじゃん。
さあ、昨日はTVで「大門未知子」が生き返って本当に良かったし(関係ない)、私も年末に向けて、健康に気を付けつつ、大切なお仕事と、身辺整理と、様々な準備に取り掛かかります。