大人のピアノお楽しみ会

本日は午後より大人のピアノの生徒さんのお楽しみ会でした。
7名の参加でした。まずはそれぞれソロ曲を弾いていただきました。
毎年講師自身がソロ演奏でメチャ緊張するのですから、生徒の皆さんも緊張感一杯ですが、皆さんお忙しい中立派に準備してくださり、講師より良い演奏を繰り広げてくださいます!
今回は、不思議の国のアリスより、エリーゼのために、愛の悲しみ(ラフマニノフ編)、コンソレーション(リスト)、舟歌(ショパン)、イタリアンコンチェルト(バッハ)、という名曲揃いでした。

最後に初見で皆で合奏をしてみました。ガーシュインの I Got Rhythm です。
4人でそれぞれ片手のみで弾いています。ちょいとズレたりしているのはご愛嬌ですが、楽しいですね。

 

ピアノお楽しみ会(学生の部)2018

昨日は、ピアノの生徒さんの毎年恒例のお楽しみ会でした。
プログラムは、自己紹介~1人づつソロ演奏(講師演奏としてショパンの「子猫のワルツ」も披露!)~ドリンクタイム~「この地球のどこかで」(合唱曲)演奏~音程しりとり~合奏(モーツァルトが4歳で習得したメヌエット、レソドソパーティ)~あみだくじ&お土産という感じでした。

生徒さんどうしの交流と様々な刺激の授受と、普段のレッスンでは出来ない音楽的側面の体験が毎年の目的です。今年は、音程しりとりと合奏を取り入れました。音程しりとりは年長さんが2人いましたが、一生懸命考えてくれて全てピンポーンでこちらも嬉しくなりました。合奏のレソドソパーティというのは、年長さんに低音でれーそーどーそーと繰り返してもらい、それに合わせて皆でいろいろなメロディを弾きました。皆1日~7日くらいの準備期間でしたが、結構楽しく合奏出来たと思います。

イヴ・アンリに感動

先月末に、汐留ベヒシュタイン・サロンにてピアニストのイヴ・アンリ公開レッスンがあり、聴いてきました。イヴ・アンリ先生はパリ国立高等音楽院の教授で、世界的に演奏やマスタークラスでの指導をしておられます。実は私はこの催しもイヴ・アンリ先生も知らないまま、主催者から電話をいただき、たまたまその日が空いていたので出かけたのでした。

それが私にとっては大当たり。おそらく客席が少ないので電話を下さったのだと思いますが、なぜ?こんな素晴らしい先生の公開レッスンが知られていないの?もったいないなと不思議に思いました。

私が聞いたのは、モーツァルトのピアノソナタ8番、ショパンのバラード1番、シューマンのアラベスク、スクリャービンのエチュードでしたが、それぞれ、先生が生徒の傍らのもう1台のベヒシュタインピアノで弾きながらのレッスンで、その音楽に心が動かされました。美しく楽しい!感覚と解釈に裏打ちされた優雅さとまろやかさと理性的な迫力。すっかりその演奏の虜になりました。

私が一番に感じたことは、先生は、まずたくさんの音楽が心と体に満ちていて、その音楽の息吹を作曲家が残した楽譜の上に乗せ解釈をするという順番なのが、受講生は、楽譜を目と頭で読み取った後、それを体に次に心へと音楽的に満たそうと勉強するという順番であるところが決定的に違うと思いました。

まるで、パリに1日行ってきたような、大袈裟ですが私にとって革命的な日となりました。