発声のレッスン③

今日は久しぶりに発声のレッスンへ行きました。自分の仕事のためでもありますが、個人的な楽しみのためでもあります。

実に不真面目な生徒で、家では、発声というより指揮者として曲の解釈とか指導の仕方とかを考えてばかりで、発声の練習はついついし損ねています。しかし、普段コーラスの指導の時に、これまで受けた発声のレッスンを応用しながら団員と一緒に声を出しているせいか、我ながら進化しているのでは…?

一番気を付けなければいけないのは、間違った感覚と息のコントロールです。始めに比べれば私はだいぶ横隔膜の使い方がまともに出来るようになったと思うのですが、まだまだ歌詞の表現という感覚的な欲が出てしまうと、すぐに上半身に力が入ってしまいますし、また、急上昇急降下のフレーズも音楽的な欲が先走り、横隔膜を忘れます。ということで、一つ一つの母音全てを大きなホールのなかで糸を紡ぐように響かせて行かなければならないことを今日あらためて学びました。大きなホールとは、身体全体でもあり、感覚的に宇宙のような空間でもあります。ああ、難しい!

1音も妥協しない今日のレッスンはすごく為になりました。これで、日々家でも練習を重ねれば良いのはわかっていますが、私はピアノも練習せねばならぬのだ。