1週間前の20日にピアノの子どもたちのお楽しみ会を、レッスン室で致しました。今回は、皆で連弾に取り組みました。一人で弾くのも楽しいけれど、自分以外の音を聴きながら一緒に音楽を作るのも楽しいものです。自分の右手と左手の音を聞き分けるのも難しいのに、更に音が増えますから耳の訓練になりますし、音楽の流れを共同で作ることで、新たな感じ方の発見もあります。また、音の世界が広がる喜びも感じてもらえます。
お母様が伴奏を受け持ってくださる生徒さんが何人かいました。ママ様たちは皆さんとてもお上手で良い雰囲気が醸し出されました。友達同士や姉妹や私との連弾をした生徒さん達もそれぞれ皆、得意げに頑張ってくれましたよ。
ところで、この日は、「モーツァルトの『魔笛』のお話と音楽」というコーナーを作りました。実は私は8月に「魔笛」の伴奏をする(抜粋の中の数曲)ことになっているため、自分の勉強を兼ね、あらためてあらすじを確認しておきたかったという下心もあったのです。
子ども向けの挿絵付きの「魔笛」の楽譜を紙芝居のように使いながら、お話を挟んで、主な曲をCDで紹介しながら進めてみました。
結構好評でした。やはり、パパゲーノが人気です。お婆さんだったパパゲーナが若い子に変身して二人で楽しそうに歌うパパパパの歌は、「もう一度聞きたい」と次のレッスンでおねだりする生徒さんもいました。
ベルリンの歌劇場で「魔笛」を見たことがあるのですが、現地の子どもたちがケラケラ笑いながら楽しんでいる様子を思い出しました。オペラを高尚なものと捉えるのでなく、素晴らしい曲を素晴らしい演奏で聴いて、面白いなと楽しめる、今回、少しそれが出来たかなと思いました。
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