名曲コンサート無事終える

先週、無事に「名曲コンサート」が終わりました。
混声合唱団「さかなの会」さん、お疲れ様でした。気持ち良く歌っていただけたかと思います。(「ビリーブ」と「大きな古時計」)
私がピアノ連弾で出演した「動物の謝肉祭」も結構好評だった感じで、楽しい思い出となっています。

さて、コンサートが一つ終えると、その高揚感が冷めた頃に、ワーッと気分転換したくなります。
ささやかな自己流気分転換の一環として、一昨日はTVでケビン・コスナーの「ラストミッション」を、昨日は映画館でエルトン・ジョンの半生を描いた「ロケットマン」を観てきました。どちらも偶然だけれど、「家族愛」がベースとなっています。「ラストミッション」の方は、死に直面したCIAトップクラスのエージェントが家族との思い出にすがりながら、家族とやり直そうとします。「ロケットマン」の方は、家族からの愛を受け取れずに育った主人公が、大きな成功とは裏腹に孤独感から自己崩壊していき、やがてリハビリ施設で自己と直面することで崩壊から脱却し、新たな家族を得て立ち直ります。要は極限の集中力と個で勝負するような仕事人は、家族との兼ね合いという面においてはいつの時代でもどんな職業でも難しいのでしょう。だからこそ、映画にもなるわけです。(でも、どちらの映画もハッピーエンドで良かったぁとおばさん的感想。)どちらの作品も空気や水と同じように家族の温かな愛が無くては人は生きていけないのだと静かに伝えている感じでした。

「ボヘミアンラプソディー」「アーリー/スター誕生」「ロケットマン」と、このところ私が勉強してきたクラシック音楽とは違うジャンルのスターの伝記映画を見ていますが、それぞれ、音楽の持つ圧倒的な力強さと浸透力にあらためて驚くと同時に、彼らの常識にとらわれない発想と天才的な素晴らしい演奏に、クラシックとは違う生きる底力や情熱を受け取ることが出来ています。

混声合唱団「さかなの会」これから歌うところ

8/22名曲コンサート

今週の木曜日にさいたま市プラザノースホールで「名曲コンサート」があり、出演いたします。(大宮音楽家協会主催)

「動物の謝肉祭」のピアノ連弾(ガーバン編曲版)と混声合唱団「さかなの会」の指揮での出演です。よろしかったらお出かけください。

さて「動物の謝肉祭」は、「白鳥」がチェロの名曲として有名ですが、「白鳥」では4分の6拍子をメロディは2拍子に伴奏は3拍子として書かれ、湖面の微妙な揺らぎが表現されていたり、途中非和声音がセンス良く柔らかに鳴り響く場面がありますが、白鳥のいる情景の陰影が表現されたりの工夫が感じられます。他の曲も奇抜と言って良いくらいの作曲家としての遊び心的発想が存分に織り込まれています。実際に弾いてみると、その面白さを表現することは結構難しいものがありますが、サン=サーンスの天才性とその魅力をあらためて知ることが出来、私としては今回の出演に感謝です。

鍵盤お散歩人形

ピアノ教室の幼い生徒さんに、音名(日本語、イタリア語、英語)と鍵盤とを結びつけたり鍵盤の高低を教える方法として、私が所属しているお勉強会で教わったのが、このお人形を指にはめて鍵盤上をお散歩する方法です。

ある先生が紹介してくださり、それを見た他の先生方皆、可愛い!と気に入り、さっそく皆で作ってみましょうということになり、各自人形を用意して教えていただきながら、作ってみました。

私の人形はダイソーの羊毛フェルトキットです。極細の羊毛を丸めながら専用の針で刺していくと好きな形に固まっていきます。初めての挑戦にしてはまあまあ可愛くできたかな。今週からさっそくレッスンで使ってみよう!

他の先生方の作品と一緒に記念撮影