さきたま古墳群見学会

何年か前に、行田のさきたま史跡博物館を訪れたことがあります。この時は、考古学の仕事をしている息子がその建物内で発掘調査報告等の発表をするというので出かけたのですが、大変な猛暑で同じエリア内にあるさきたま古墳群を見学するに至らず、博物館の国宝の鉄剣等の展示見学のみで終わったのでした。ですから、それ以来古墳群を見てみたいと思っていたのですが、ようやく先日実現しました。

お天気も良く、久しぶりに長女、次女家族、息子と合流し(夫は歩けないので残念ながら留守番)、しかも専門の解説員(息子)付き!ですから展示と古墳と公園散策とを青空の元で気持ちよく満喫できました。

古代のこととなると、普段特別に興味を持っていない者にとっては、解説が付くのと付かないのとでは、全く見方が変わると思います。我が家は身内が解説員のため、気兼ねなくド素人的質問が出来、おかげさまで遠い古代人が現代人と同様に身近に感じられたことは本当に感謝です。よく、古代への想いを「ロマン」という言い方をしますが、推察の域を出ない事象も多いとは言え、むしろ当時の生々しい人間の営みや宿命を科学的に実証していく作業であり、その積み重ねであると言えるようです。

将軍山古墳
身近な動物の埴輪
頑張ってよく歩いた孫

さきたま史跡博物館と古墳群についてはこちらのガイド等をどうぞ。

公民館にてオータムコンサート

大宮北公民館主催のオータムコンサートにピアノで出演してきました。ソプラノ、フルート、ヴァイオリン、ピアノの4名でのアンサンブルコンサートでした。通常は60名ほどのホールかと思いますが、約30名くらいに観客を抑えての開催でした。共演のソプラノさんが歌唱時の飛沫を気になさり、思案の末、先月のブリランテの時と同様にマイクスタンドを3本用意し(1本は我が家から)そこに透明クロスをクリップで取り付けて衝立を作り、その前で歌うステージとしました。

フルーティストは、フルート専用のセーフティガードというのをフルートの口元に装着して演奏し、ヴァイオリンとピアノはマスク無しでした。

休憩を挟んで1時間半ほど、親しみやすい曲を18曲ほどアンサンブルで聞いていただきました。もちろん本番中はピアニストとしては緊張とともに音楽的な気遣いをずっとしているわけですが、同時にこのコロナ禍の中、音楽を仲間と共に演奏できること、そしてお客様と音楽を共感しあえることというのはやはり幸せだなと感じられる1時間半でもありました。(この独特の異次元の幸せ感のおかげで、やめられないのだよ。)

ただし帰宅後はどっと疲れ、「相棒」の録画を見てしばしぐうたら。

共演者はいつも若い世代の方たち。当たり前だわね。
私はいつまで弾けるかな。

ブリランテの会から10日

10日前の日曜日(9/27)に第18回目の大人の発表会「ブリランテの会」を開催いたしました。出演者の皆さまのそれぞれの熱演を楽しめた1日でした。この日はピアノ、ヴァイオリン、声楽の方々の発表でした。観客はマスク着用ですが、出演者はマスク無しで演奏していただきました。舞台前方に透明クロスの衝立を置き、客席最前列は舞台から2メートルほど離し、舞台側のドアは開けたままにし、出入り口のドアはプログラム2人置きに開閉して換気に気をつけました。

マイクスタンドに透明クロスをクリップで付けましたが2本では上の方がたわんでしまうため、コートスタンドもお借りして工夫しました。

出演者の皆さまからは今回の開催をとても喜んでいただけました。皆さんこのコロナ禍の中、目標が出来たことで有意義な日々を送れたとのことでした。当日、お客様はほぼいらっしゃらないだろうと想像していたのですが、結構ご家族やご友人の方も見え、会場が普通に密になってしまい、もし感染者が出てしまったらどうしようと気を揉んだこの10日ほどでもありましたが、どうやら皆さん無事のようでひとまず安心です。

ピアノで参加下さったある方は、ご友人の法事を済ませて来て下さり、「出来はどうあれこうして元気に音楽をしていられる幸せをつくづく有難いと思いました。80過ぎまで頑張りますね。」とおっしゃって下さいました。嬉しいですね。来年も開催しますよ~!