新鮮野菜

facebookにも載せましたが、最近我が家の目前の家庭菜園の畑で、プチファームを始められた方がいて、私は2、3日に1度はそこへ行き、新鮮野菜を仕入れています。

有難いことに、無農薬、有機肥料です。

おかげさまでレタス、ホウレン草、パセリ、イチゴなどなど旬の健全な採れたて野菜を食べることができています。先週くらいから、ジャガイモ、ニンジン、かぶが出来始め、買っています。大根はあと2日くらいで、きゅうり、なすももうすぐです。大玉すいかが今野球ボールくらいで楽しみです。

これまでもスーパーで地場野菜を購入していましたが、やはり、畑の土の上でおじさんがつんだり掘り出したりした野菜を手渡しされると、気分が全く違います。

天気の良い日の畑は、空は青く、緑は濃く、土は柔らかで、眺めるだけでも気持ちが休まるのですが、更にその新鮮野菜を食べると、単純な私は体もリセットされるかのような気すらしてしまいます。

この先、ずっとこの農園が続いてくれることを願っているところです。

レッスンにいらっしゃった方、どうぞおススメです。

ただし、早朝7時半~9時までと、午後は3時半~5時半くらいまでがプチファームの開園時間です。

*facebookにこの写真を載せたところ、私が野菜を作り始めたと思われた方がいましたが、この方が、プチファームのおじさんですよ。

本日レッスン室より

70代ご婦人のピアノの生徒さんが、友人同士のお二人なのですが、レッスン日は駅から20分ほどの道を歩いて来てくださいます。まずは体を休めていただくためもあり、レッスン前に雑談です。

これまで、レッスンのたびにいろいろな世間話をしてきました。私もずいぶんと参考にさせていただいています。

本日はひょんな流れでお金の失敗の話となりました。

一人の方が、働き盛りの頃、ある数百万円の器械がどうしても欲しくなり、自分の貯金を頭金に、ローンを組んで購入した。結局利子ともども全額返せたのですが、一度もその器械は使わず、何年か前に思い切って捨ててしまった。と、笑いながら話されました。

ご主人にはもちろん内緒だそうです。(うすうす知っているとは思いますよ、とのことですが。)

この他にも一度も袖を通していない80万の留袖があったり、などの秘めたる笑い話がいくつかあるようです。

すると、誰でもあるのよね、ともう一人のおばさま。その方は、これまた数百万するホテルの会員権をご自身が働いたお金でポンと契約してしまったとのこと。

家族を誘ってそのホテルへ行くと、オーナー様と呼ばれて、旦那様に驚かれたそうな。

この場合は失敗とは言えなさそうだけれど、せっかくなのでそのホテル関係のものを利用しようと、わざわざ遠くまで出かけるはめになっているとか。

元気そのもののお二人がおっしゃるには、「たとえ失敗だったとしても、自分の働いたお金だから、笑って済ませられるの。それに、こんなことしてしまったあ、と思うことで、少しでも取り戻そうと俄然元気に働こうという意欲にもつながるのね。わはは。」でした。

さて本日いただいた教訓。「失敗というものは、その後の活力につながるもの。また、思い切よくそう考えることで生きる元気が湧いてくる。」

かな。

オーボエとクラリネットのコンサート

昨日は、新都心駅が最寄駅である埼玉県障害者交流センターにてコンサートがあり、夫と出かけてきました。

障害のある方と共に一般の方も対象にしたコンサートです。

この日は、オーボエ奏者の若尾圭介氏企画のコンサートでした。

若尾氏はボストン交響楽団の首席オーボエ奏者で世界的に活躍されている方ですが、ここのセンターで毎年ボランティアでコンサートを開催してくださり、今回19回目になるとのことでした。

今回は、クラリネット奏者とのジョイントコンサートでした。

そのクラリネット奏者というのが、パリ管弦楽団首席奏者でありパリ国立音楽院教授でもある、これまた世界的に活躍するパスカル・モラゲス氏でありました。

そして、もう一人、日本の東京芸大教授であり、クラリネット協会会長である山本正治氏も始めのバッハとモーツアルトでクラリネット2本とオーボエとピアノの形で共演という豪華さでした。

(山本先生はそのあと、ずっとピアニスト宮武きみえさんの脇でひたすらフメクリストでした。)

若尾氏のオーボエは昨年もこの場所で聴き、すっかりその柔らかな音色のファンとなり、今年もコンサートの情報を知ると即、申し込んだのですが、今回は、若尾氏と同時に共演のモラゲス氏のクラリネットに大変感動しました。

彼のクラリネットは、始めの第1音から世界が違いました。何より音楽が生き生きしていて、魂からの歌と響きが一体であり、揺るぎない確固とした音楽解釈が存在し、それを実現するテクニックがあり、まさに神業のような演奏でした。

(ソロ曲として演奏したメサジュ作曲「クラリネットとピアノの為のコンクール用独奏曲」は圧巻でした。)

そんな素晴らしい演奏を、100名弱ほどのこじんまりしたスペースで間近に何曲も聴けたのですから、まさに贅沢な幸せな時間でした。

この日ばかりは、障害のある夫に有難く感謝でした。

もちろんボランティアで演奏してくださった演奏者の皆様、センターのコンサート関係の皆様にも感謝!

連休終了

今月の連休は、天気も良く、気持ちの良い日々を過ごすことができました。

1日目、地元「アルディージャ」を家族で観戦。

この日は愛媛戦。なんとか勝ってくれて、試合後家族で乾杯。

2日目、「ラ・フォール・ジュルネ」へ夫と早朝から出かける。

聴いた演目は、アルデオ弦楽カルテット「死と乙女」、ペヌティエのピアノとヴォックスクラマンティスコーラスによるリスト「十字架への道」、セルゲ・ツィンマーマン&アンドラーシュ・ケラー指揮とVn&コンチェルトブタペストによるバッハの2つのヴァイオリンのためのコンチェルトd-moll,c-moll他、プラジャーク弦楽カルテットによるボロディンの弦楽カルテット第2番とスメタナ「わが生涯より」。

この日、一番印象に残ったのは「十字架への道」でした。初めて聴く曲でしたが純粋に感動しました。この曲の大きな要となるピアノが大変素晴らしい演奏でした。

3日目、来客。(夫の友人)

夫が倒れて9年になりますが、毎年2回、欠かさず訪問してくださり、楽しい時間を提供してくださるのですから、本当に感謝です。この日は息子が自慢の手作り餃子を振る舞ってくれ、これが大好評。(いつの間にやら腕を上げていました。)

4日目、姉とランチ。

姉は生まれながらのおしゃべりな外交家。私は年齢に比例しながら我が人生に応じておしゃべり好きに。シニア世代となった二人が会うと時間も忘れます。

(夫?牛丼屋で昼食をとったようで…。)

5日目、ピアノ教師仲間とランチ。

これも毎年2回くらい集まる楽しみ行事。ピアノのこと、家族のこと、人生のこと等、情報交換であり、愚痴の発散であり、相談であり、お互いの元気の注入でありみたいな。

(夫?前日のカレーの残り…。)

こうしてこの連休は過ぎ、この他、本も読めたし(「家族という病」「偏差値29からなぜ東大に合格できたのか」)、庭の手入れも出来たし、結構私なりに充実だったかな。おかげで気持ちもリフレッシュできました。

スズランのベル

小学1年生の可愛い生徒さんが、田丸信明作曲「森の妖精たち」という可愛い曲を弾いていました。

この楽譜の題名の横には、スズランの花を可愛い妖精たちが小さな魔法のスティックで鳴らしている素敵な絵が付いていました。

左手のドーソードーソーという繰り返しが、森の妖精さんがスズランの花を鳴らして伴奏している響きだなんて、ナンテ素敵な発想でしょう!

私はその発想に感激したのですね。

生徒さんに、「妖精って知っている?」と聞くと「はい。小さくて飛んだりできるの。」と答えてくれました。次に、「では、スズランの花って知っている?」と聞くと、「知らない」でした。

「こんな小さなお花がベルのような形していて、いくつも連なって咲くのよ。」と説明しましたが、ちょうどうちの庭で咲いているので、直接見た方がイメージしやすいだろうと思い、レッスンが終えてから庭へ案内しました。

「見て見て、これよ。この白いお花を妖精さんが鳴らしたのよ。」と言うと、生徒さんの反応は、さて、???

生徒さん 「お花って、固いの?」

私 「お花だから柔らかいですよ。」

生徒さん 「固くないの?」

私 「どうぞ触ってみて。」

生徒さん 「固くないと鳴らない…」

私 「…(意外な反応に戸惑う)目に見えない妖精さんが鳴らしてるっておもしろくなあい?楽しい感じするじゃーん。…(戸惑ったまま)」

やられたー。現実と架空とはっきりとした境界線があり、お伽話をファンタジーとして楽しむ大人の発想とはまた違う世界が可愛い生徒さんの健気な頭の中にあるのですね。

サンタさんは寝静まった夜に来るから会えないのだから、お花も寝静まった夜にはベルのように固くなるのよ、ナンテはだめですかね。