チャレンジドコンサート

24日のクリスマスイヴの日に、熊谷の八木橋デパート内のホールにて開催された、「チャレンジドコンサート」という盲導犬育成支援・障がい者支援のチャリティーコンサートへ出演してきました。

熊谷で指導している、女性コーラス「けやき」さんのゲスト出演でした。

「チャレンジド」とは、「障害を持つ人」を表す新しい米語だそうで、障害を自分自身のためにも社会の為にもポジティブに活かしていこうという想いが込められた呼称だそうです。

この日のアーティストは大石亜矢子さんという全盲の女性でした。ソプラノ歌手として、またピアノの弾語りの演奏家として活動されているかたで、賢い盲導犬のイレーヌちゃんといつも一緒です。(お子さんも2人いらっしゃるそうです。)

この企画に参加させていただくにあたり、コーラスの伴奏をその大石亜矢子さんが引き受けてくださるとのことで、事前に、伴奏の部分と歌付きのものをCDに起こして、お渡ししてありました。

当日のリハーサル前の控室で待機していたとき、彼女の歌う美しい声とピアノが聞こえてきまして、わっ、良かった、とすぐわかりましたが、リハーサルは案の定、大石さんの温かな音と音楽的な流れに支えられ、とても歌いやすく、演奏する3曲とも2回ずつ通してOKでした。

凄いですね。楽譜が無ければ何も出来ない私としては、視覚障がい者のかたのご努力、才能、ピュアな姿勢に改めて尊敬の想いを持ち、刺激を受けました。

本番は、とても良いコンサートで、大石さんの歌とピアノに聞き入りました。「けやき」さんもバッチリ練習の成果を出せて、皆様に喜んでいただけました。

この日は、日本熊森協会会長でいらっしゃる森山まり子さんによる講演もありました。日本の原生の森を守り残さなければいけないという、とても濃く熱い内容でしたが、これはまた改めて書こうと思います。

思いがけず、クリスマスイヴという日にサンタさんからプレゼントをいただけたような1日を持てました。感謝。

「ヘンゼルとグレーテル」の本物

先日、BSプレミアムで、夜中ですが、オペラ「ヘンゼルとグレーテル」が放映されました。ウィーン国立歌劇場の昨年11月の公演で、指揮がティーレマンです。このタイムリーな情報を当日、混声コーラス「さかなの会」の方からレッスン時に伺い、帰宅後、確認してすぐに、生徒さん方へもメール出来るかたにはお知らせしました。

先月の発表会でちょうど「ヘンゼルとグレーテル」を皆で連弾や歌で全部通し、それが楽しかったので、今回本物を見ることで、またワクワクして欲しかったのです。

私はもちろん録画して見ましたよ。一人で見て、一人で感激です。とても素晴らしい演奏、舞台、演出でした。(そりゃ、世界トップクラスの歌劇場ですから、当たり前だ。)何より、発表会で取り上げたので、話もよーくわかるし、曲も知っている曲ばかりなので懐かしく親しめるので、終わったときは一人感動の拍手でした。

さて数日して、お知らせをすることができた子どもの生徒さんに聞くと、今のところ誰も見ていません。

そうなんだ。それじゃ、今度うちでみんなで見ようかなあ。

せっかく発表会で歌ったり弾いたりした親しめる演目ですから、本物に接し、本物の凄さや楽しさを味わえるすごく良い機会であり、無料にして極上の情操教育ですよね。

オペラへの入口を提供できたことにちょっと自負しつつ、本物に接して感動する貴重な経験を逃さないようにと願っています。

…と、まだ一人感激状態であります。

フリーな1日

今日は、久しぶりになーにも予定の無い日でした。

そんな1日、先ずは例の「赤いバラ」を車に乗せて、花の丘農林公園へ。青空は綺麗でしたが、紅葉はすっかり見ごろが終わり、冬枯れの景色の中特に見るものも無く、ぐるっと回って、来た甲斐にと手作り味噌と地元のキュウイを購入して帰りました。

午後は、エイヤッと暗譜に挑戦。来年2月初めに大人のレスナーさん方と「お楽しみ会」をしますが、そこで1曲弾いてみたいと選んだのが、チャイコフスキーの「四季」から1曲目の1月「炉端で」です。間に合うかなと心配ですが、とりあえず暗譜してしまえと、取り組んでみました。

まだ、大変大変たどたどしいながら、なんとか覚えたよー!

するともう「笑点」の時間。「笑点」を見てからは、レッツ・スィングで歌う予定の「浜千鳥」の編曲に挑戦。原曲を混声のコーラス譜に変えるのですが、原曲が美しいので、こんな時間は結構悩みつつも楽しいです。

1日があっという間に終え、もう日が変わる。まあ、なんとか頑張ったかな。