落語に目覚めた?

父が亡くなってもう20年にもなりますが、父の書斎にあった柳家小さんのCD全集を引き取り、車の運転中に聞き始めたのが落語との出会いでした。その話芸の素晴らしさと可笑しさに引き込まれました。ただ、当時は家でゆっくり味わう時間は無く、車の運転の時だけ聞いていたのですが、イマイチ騒音に紛れて聞き取りずらく、そのうちゆっくり聞いてみたいと思いながら自然に聞かなくなっていました。

ところが昨年、年齢のせいか、なかなか寝付けないことが多くなり、仕方なく久しぶりにスマホのYouTubeで落語を聞き始めていると、これが面白くて次第に癖になってしまいました。ただ、初めのうちは落ちがなんだったかわからないうちに寝てしまいそれが残念でしたので、今はちゃんと一席味わってから、はい、寝ましょうということにしています。昨年は、小さんから志ん朝へと興味が移りその後他の方もいろいろ聴きましたが、ふと「立川志の輔」の新作を聞いて以来、今は志の輔を次から次へとYouTubeで聞いています。

そしてとうとう、パルコの1月の1か月公演のチケットを手に入れて、実物を聴いてまいりました。落語独演会初体験です。連日満席だそうです。面白かったです。いろいろその面白い点を書きたいところですが、私にはその筆の能力無し。ただ、新作のエネルギーを取り入れているところが素晴らしさの一つだと言えることは書きたいです。古典も何度聞いても面白いわけですが、新作で現代の人間模様を可笑しく表現されているのを聞くと、新作ならではのエネルギーと共に今を生きる現代人の可笑しさがあらためて身近に感じられるわけです。新作における‘’人間ておかしなもんだ‘’という作家の洞察と展開にすっかり乗せられて大笑いしてきました。
スピード感、間の取り方、お客様への気遣い、仕上げ方、人間性、現代との折り合い、ホントに何事も音楽と通じるものがあるものだなと、そんなことも感じさせられ勉強にもなりました。また行きたい!

娘と渋谷でランチ後に一人でパルコへ。いざ。
この日は「送別会」「モモリン」「しじみ売り」でした。 ささやかなおみやげもいただきました。

2024年1月

明けましておめでとうございます

今年は新年早々嫌なニュースから始まり心が痛みました。北陸で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。そして1日でも早く平穏な生活に戻られますようお祈り申し上げます。

明日6日からお仕事を始めます。皆様今年もピアノもコーラスも楽しみつつ頑張りましょう。

↑今年の年賀状です。

 

年末に娘と鎌倉へ行きました。長谷寺の和み地蔵さん。
我が家毎年恒例の自家製お餅。もち米を餅つき機でついてから手で丸めます。こしがあって美味しいです。