今日は歯医者に行く予定しかなく、久しぶりにカーブスへも行きましたし、ピアノもきちんと練習時間がとれました。ピアノはいろいろ練習しなければいけないものを抱えている中、来年1月にオペラ「ボエーム」第3幕のミミとマルチェッロの2重唱の伴奏を頼まれているので、その譜読みもしたのですが、そのついでにyou tubeで3幕4幕字幕付きの全曲があったので、聞いてみました。テバルディのミミ、ベルゴンツィのルドルフォです。
学生の時か卒業したてくらいの時だったか、やはり伴奏する関係で、たしかフレーニのミミでボエーム全曲を初めて聞いたときは、プッチーニの手中にすっかり嵌り、オペラというよりも実話のように感じられ泣けて泣けて、プッチーニの技に完全降伏でした。
今日は40年経て高齢者と言われる歳となった私としては、久しぶりにスコアを横目に冷ややかに聞くつもりでしたが、もうダメ。ものの数分から昔と同じように泣けて泣けて、スコアそっちのけです。ティッシュを何回引っ張り出したことか。
純真で病弱なミミ、そして画家や詩人の貧しい若者たちの世界にいつのまにか自己投影してしまう乙女チックな若さというのか幼児性というのか、まだ私に残っているのですねえ(笑)。とは言え久しぶりに20代の頃と変わらない感動の時間が持てて大満足でした。