シニア世代進化中

私はシニア世代にコーラスを指導しておりますが、少しでも良い方向へといつも考えるわけです。シニア世代が無理なく、そして日々の楽しみと音楽的な追求とが同義となる可能性を常々模索しています。

そんな折、今日団員から掛けていただいたいくつかの言葉は嬉しかったです。

それは、まず、「先生、少し前に知人たちと話をしていたときに、知人から、7月に開催したシニアコーラスの合同コンサートがとても感動的で、本当に良かったから、そのコンサートが再びあった時はあなたも必ずお誘いするわね、なんて声をかけられちゃって、私、出演してたのよって言ったら、びっくりされてしまったのですよ。」のお言葉。

3ヶ月も経つのに、まだ話題にしてくださることも嬉しいですし、感動を伝えて下さっている話も嬉しい限りです。

また、ある男性団員からは、「『童謡を歌う会』へ顔を出してみましたが、メロディだけをユニゾンで100人ほどの人数で歌うだけで、なんか物足りないし、コーラスのだいご味はなかったですね。」との報告をいただきました。

そりゃ、歌やコーラスは奥が限りなく深いですし、ハーモニーの快感を知り、音楽表現の深さや難しさを知りはじめたら、物足りないですよね。物足りない何かを感じてくださったことは私としては嬉しかったです。

慣れ親しんだ好きな歌を皆でお腹から声を出して歌うだけでも、それはそれで素敵なことだと思いますが、コーラスという響きを揃え、音楽を揃え、仲間と少しでも良いものを作ろうという作業は更に素敵なことだと思います。

なぜってそんな作業をしていると、とても美しい瞬間があり、言葉で表せない幸せ気分を味わえるのですから。(今日のレッスンでは「瞬間」が以前より増えてきました!まさに進化途上。)

それに発表して見知らぬ方々に喜んでいただけたなら嬉しさ百倍というものです。