先週、無事に「名曲コンサート」が終わりました。
混声合唱団「さかなの会」さん、お疲れ様でした。気持ち良く歌っていただけたかと思います。(「ビリーブ」と「大きな古時計」)
私がピアノ連弾で出演した「動物の謝肉祭」も結構好評だった感じで、楽しい思い出となっています。
さて、コンサートが一つ終えると、その高揚感が冷めた頃に、ワーッと気分転換したくなります。
ささやかな自己流気分転換の一環として、一昨日はTVでケビン・コスナーの「ラストミッション」を、昨日は映画館でエルトン・ジョンの半生を描いた「ロケットマン」を観てきました。どちらも偶然だけれど、「家族愛」がベースとなっています。「ラストミッション」の方は、死に直面したCIAトップクラスのエージェントが家族との思い出にすがりながら、家族とやり直そうとします。「ロケットマン」の方は、家族からの愛を受け取れずに育った主人公が、大きな成功とは裏腹に孤独感から自己崩壊していき、やがてリハビリ施設で自己と直面することで崩壊から脱却し、新たな家族を得て立ち直ります。要は極限の集中力と個で勝負するような仕事人は、家族との兼ね合いという面においてはいつの時代でもどんな職業でも難しいのでしょう。だからこそ、映画にもなるわけです。(でも、どちらの映画もハッピーエンドで良かったぁとおばさん的感想。)どちらの作品も空気や水と同じように家族の温かな愛が無くては人は生きていけないのだと静かに伝えている感じでした。
「ボヘミアンラプソディー」「アーリー/スター誕生」「ロケットマン」と、このところ私が勉強してきたクラシック音楽とは違うジャンルのスターの伝記映画を見ていますが、それぞれ、音楽の持つ圧倒的な力強さと浸透力にあらためて驚くと同時に、彼らの常識にとらわれない発想と天才的な素晴らしい演奏に、クラシックとは違う生きる底力や情熱を受け取ることが出来ています。
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