さて、何歌おう

先月24日、ショパンの「幻想ポロネーズ」を弾いた本番の日は、お蔭様で無事に終わりました。聴いてくださいました方々有難うございました。自分としては、まあいろいろありますが、皆様に褒めていただき、一山登り終えたようなホッとした感じでおります。

さて、その24日以来2週間経つわけですが、この間なんとも船酔いしそうな波乗りの日々と言いますか…。

この歳になると、人生いろいろありますね。(夫の身体の事件だったのですが。)

まあ、それでもなんとかなるように落ち着き、生きていますが、落ち着いてみると、今、私が考えなくてはならない問題が山のようにあることに気が付きました。身辺の雑用から、仕事の準備のこと、人生のことなどなど。

昨晩などは、そうそう、来月コーラス団「レッツ・スィング」の15周年記念パーティがあり、そこでサプライズで私が歌うのだったと、その曲を決めていないことに気が付きました。

以前、子供たちにそんな話をしたときに、クラシックの曲を下手に歌ってもおもしろくないとアドヴァイスされ、候補曲をメモしてくれたことがありました。

引出に保管しておいたそのメモを取り出し、寝ながらスマホで1曲づつ吟味したのですが…。

我が子よ、ちょっと、…ハードル高すぎだよ。

「二億四千万の瞳」(郷ひろみ)

「夜桜お七」(坂本冬美)

「君はバラより美しい」(布施明)

「時の流れに身をまかせ」(テレサ・テン)

「あったかいんだから」(クマムシ)

「赤いスイトピー」(松田聖子)

とは言え、何にしようかなぁ、と考えを巡らせているうちに、いろいろな曲に元気をもらえ、やはり、仕事を大切にしていくことで、私の人生の船酔いが直りそうだなと感謝したり。

幻想ポロネーズ

明後日10月24日(土)に上のチラシのようなコンサートがあり、出演します。

さいたま近隣の音楽講師の方々のコンサートなのですが、私は久しぶりにソロの大曲に挑戦します。ショパンの「幻想ポロネーズ」です。

この曲は、ショパンが、自身の人生における過去現在未来へ向け時空を超えて幻想を繰り広げていくかのような曲です。和声もメロディも複雑に変化するなかで、ポロネーズのリズムが随所に現れ、祖国への想いが幸せな思い出であると同時に悲痛な想いでもあることを窺わせます。

私としては中間部の深い霧が立ち込めたような後の、嬰ト短調で始まるゆったりした美しい憂いを込めたメロディの部分がこの曲のメインと感じています。映像的には、この部分は、ショパンの母が現れたと感じています。(基調が変イ長調で、この部分は異名同音の同主短調なのでとても近い関係であることからも「母」を感じています。)

母は優しく微笑し、すべてを許し、ショパンに力を与えてくれているのです。

その母は両手のトリルで光に包まれ、霧の中へ消えます。そして冒頭でフォルテの短調で始まった序奏がここでは冒頭とは違い希望の光が差すかのように、半音上がり長調を暗示してピアノからフォルテへと再現されます。(*この再現の弱音で始まる和音は調性を決める第3音がぬけているところが意味深。)

が、この後ショパンは終結部へ進まず再び母の幻影を登場させます。お互いが別れを惜しむかのように。(ここは6小節の短い幻影ですが。)

幻影を(サブドミナントの美しい和音で)見届けた後、徐々に力を増してゆき、意を決したように力強く終結部へ入ります。

これはあくまで、私自身の妄想ですが、我ながら気にいっている妄想です。

今回、ソロ曲を久しぶりに真剣に取り組み大変有意義でした。とても勉強になったことを実感しています。

さあて、明後日は頑張ろうっと思っていた矢先、こういう時に限って…ギャー!晩御飯の準備中、左ひとさし指の爪を包丁で削ってしまいました。相変わらずです。でも生肉が透けて見えるものの爪止まりで良かった。弾けます。

怪獣のバラードを歌う

昨日は、レッツ・スィング毎年恒例の「浦和秋の合唱祭」出演日でした。

この合唱祭は、当日のリハーサルがなく、客席待機席からそのまま舞台袖の通路へ、そして舞台袖で1団体待ち舞台上へという流れです。

熱心な団体は、合唱祭の集合時間に間に合うよう必ず当日他の練習場所と練習時間を確保すると聞きます。当日取れない場合は、前日には必ず確保するのだそうです。

我々は団員の意向により、毎回当日ぶっつけ本番です。

従って、舞台袖通路の待機時間が大切なカギとなります。この待機時間は絶対トイレへ行かないようにとお達しを出しておきます。

通路での待機中に、これから歌う曲の流れと歌詞を皆で声を出さずに確認するわけです。

私は、この時、息も出さずにのどを開けて頭の中だけで歌うよう指示します。このほうが横隔膜が使えるからです。

さてしかし、昨日は、「怪獣のバラード」の速いテンポとゴスペル調リズムをどうしても身体に覚えていただきたく、この待機時間は息を出しながらの必死の確認となりました。

迎えた本番。ピアノの前奏が調子よく流れます。続いて「真っ赤な太陽~」よしっいい感じで乗れました。裏拍もいいよ~その調子。そして最後の「ヤー!」で拳を上げて終えると、この1曲目でなんと会場から拍手をいただけました。良かった良かった、シニア世代、かっこよく乗れたね。

2曲目は、本当はこちらが本命でしたが、「ふるさとは今も変わらず」です。これは新沼謙治さんが、震災の復興へ願いを込めて作った、4分くらいの心温まる歌です。

まあまあ普段通り歌えたのですが、案外、あの手この手で準備した「怪獣のバラード」のほうが良かったような。

こちらの曲は次回は暗譜して、しっかり発声をすることが目標ですね。

ともあれ、楽しい本番のひとときでした。

レッツ・スィングの皆様お疲れ様でした。

秋のレッスン室より

秋は学校で合唱コンクール等イヴェントがあります。

音大を卒業して以来、合唱の伴奏に携わり、また今ではアマチュア合唱グループを指導いる私としては、ピアノの生徒さんが合唱曲の伴奏をレッスンに持ってきてくださると、なんとなく安らぐような、楽しいような、さあ音楽を皆で共に親しもう!みたいな感覚が湧きあがります。

今月は、中学生の生徒さん(3人とも)が、校内の合唱コンクールの伴奏に選ばれたと張り切っていました。

今年度は大宮市民会館大ホールでコンクールがあるという中学生もいて、生徒さんも普段以上に気合が入り、私もレッスンでは大いに乗って歌わせてもらいました。

中学生になると、部活動や塾との両立でかなりハードな様子で、そのうえピアノの練習となると、それどころでないといったところですが、合唱の伴奏は別です。クラスを背負っての花形ですから、身を削って練習に励み、頑張っているのがわかります。

先日、「最優秀賞でしたあ!」

とても嬉しそうな声で、こんな報告をしてくれた生徒さんもいました。

伴奏とともに、ソロも頑張ってくれた中学3年生もいて、受験集中体勢期間前の最後の思い出にとショパンのエチュードから「黒鍵」「別れの曲」をピティナステップで見事に弾いてくれました。

それぞれの生徒さんが頑張っている姿を見せていただくと、皆さん本当に素敵だなと思いますし、レッスンでピアノを通してお手伝いできることを心から嬉しく思います。

さあ、私も新たな目標に向かい頑張りましょう、ナンテ、蝶のような可愛らしいコスモスにも癒されながら思ったのでした。

発表会&ブリランテの会無事終了

1昨日、今年の発表会(大人のかたは「ブリランテの会」)が無事に終了しました。9時から仕込みが始まり、午前中にリハーサル、午後1時から学生の部の発表会を開演し、3時からブリランテの会を開演し、5時15分終了。そして5時半にはなんとか舞台を撤収できました。(スタッフの方々のおかげです。急いで片づけまくり、夜間分の舞台備品代が返金されました。ホッ

昨年に続いて、学生と、大人の2部構成での企画ですが、私にとってこの2部構成は、スケジュール等の資料作りや参加者やスタッフの打ち合わせ等、2つ分しなければならず、また自分の演奏も抱えながらですので、準備段階から、そして当日も、かなり身を削る仕事ともいえます。昨年はホトホト疲れたものでした。しかし、今回は、終了後も幾分体力と気力に余裕のある感じです。何でも慣れですね。

参加された皆様、本当にお疲れ様でした。

皆様年々、上達されているようですよ~。毎年手伝ってくださっているスタッフの仲間が、そう仰っていました。嬉しいですね。

もちろん、私も感じています。

素敵な音楽を有難う!と出演された皆様にお伝えしたいです。

さて、これからの今年の後半戦ですが、あらためて新鮮な気持ちで音楽と向き合いたいですね。

芸術の秋ですし、昨日以来私もモアモアっと、「落ち着いて勉強したくなってきたぞー」ナンテ感じているところです。

発表会

今年のピアノ教室発表会は9月13日(日)です。

昨年同様、学生の部と大人の部に分かれます。大人の部は「ブリランテの会」と言い、ラジアーレ音楽企画(私が主宰)の主催です。「ブリランテの会」はピアノに限らず、クラシック音楽愛好家のためのジャンルを問わない発表会で、今回は、ピアノ、声楽、弦楽合奏、コーラス、トーンチャイムの演奏者が集ってくださいました。

13時から学生の部、15時から大人の部、さいたま芸術劇場小ホールです

数日前にやっと、両方のプログラムが出来上がりました。

プログラムはいつもフリーのイラストをネットで選びながらの手作りプログラムです。

プログラムを手にすると、本番の現実感に気持ちが引き締まります。

さあ、あとは出演者や関係者に郵送して、お土産を用意して、スタッフのスケジュール表を作成し、打ち合わせをし、そうそう肝心の自分の演奏を練習して、生徒さんの演奏もばっちり指導して、…ギャッ着るものどうしよう、ナンテ考えて、といったところかな。

出演者の皆様、近づいてきました。頑張りましょうね。

今年も楽しい会になりますように!

ドジョウのバラード?

数十年前からコーラスをしていらっしゃる方はご存じと思いますが、「怪獣のバラード」という合唱曲があります。

古い曲とは言え、ゴスペル調のノリの、ユーモラスな曲です。

只今、「レッツ・スィング」で挑戦中です。

多くが70代の団員ですから、このノリは難しいだろうなと、予想はしていたものの、もしうまくノレたなら、楽しさ100倍だなと夢を描きつつ発車してみましたが、やはり苦戦でした。

何べんもリズム読みしてみたり、ピアノで正しいリズムと悪いリズムの違いを弾いていただいたり、「天使にラブソングを」とか見てゴスペル風のリズムイメージをつかんでみてはとお伝えしたりなどなど、いろいろ工夫してみましたが、どうもあまり効果の無い状態でした。しかし、今日のレッスンでハタと、うまいこと思いつきました。

「ドジョウすくい」であります。

あの軽やかな足さばき、裏拍でドジョウをすくう感じ、腰を低くしたユーモラスでしなやかな動き、60代、70代の方々にはバッチリイメージしやすいですね。

もちろんうまく真似は出来ないですが、笑われながらも、これは大変効果大きかったです。

「はいっ、ドジョウつかんで入れる!」これでリズムのノリが相当改善されました。

10月に合唱祭で発表します。衣装は頬被りか、などと言う声も聞こえました。(笑)

ベートーヴェンの遺書

次女由里と友人のピアニスト美奈さんのコンサートが1昨日無事に終了しました。幸いにも美奈さんは娘の隣町に住んでいて、そんなご縁で3年ほど前から二人で活動を始めたそうです。今回は、Duo Binaryと名をつけベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタのコンサート全曲に挑戦することにしたわけで、その1回目でした。(1番、5番、7番)

実は二人ともドイツから日本に着いての1週間、時差と日本の猛烈な暑さとの闘いで、傍で見ていてとても大変そうに見えたこともあり、今回のプログラム製作は老婆心ながら私がお手伝いしました。

というわけで二人から受け取ったプログラム原稿をチェックする関係で、ベートーヴェンの「ハイリゲンシュタットの遺書」をあらためて読み直してみました。

このお手伝いのおかげで、私はベートーヴェンと再び接近できました。

遺書と言っても、死への決意ではなく、生きることへの決意書です。難聴を患い、やがては聴覚を失った音楽家が、自らの芸術をやり遂げるのだと決意し、運命を超えて生きることを決意しています。死への誘いから芸術のみによって自分は救われたと自白している点も感動的ですが、もうひとつ、ベートーヴェンらしいと再認識させられた点が、弟たちへ、「徳」を勧めている点です。「お金」では無い、自分のこれまでの経験から、大事なのは「徳」であるのだよ、と断言しています。

怒りと悲しみと孤独の中の人間愛、調和への完璧さを目指す鋼鉄のような意志力、小学生のころから好きな作曲家です。

1昨日の2人の演奏も、見事に表現してくれていました。

それから何よりも、暑い中聴きにいらして下さった方々に心から感謝しています!

さきたま史跡博物館へ

行田市の「埼玉県立さきたま史跡の博物館」へ行ってきました。さきたま古墳群がある場所です。只今、「地中からのメッセージ」という県内最新出土品展が開催されています。ただし私が出かけたのは、実はこれが目的ではなく、ここで息子が遺跡発掘調査の報告をするというので、出かけたのです。

とは言え、息子の報告を聞いたついでに館内の様々な展示品を見て回りましたが、なるほど古代からのメッセージというか、人間の連綿とした営みが感じられる興味深いものでした。出土品は、生きること、死ぬこと、食べること、それらにまつわる工夫であり、楽しみであり、闘いであり、記録であるわけで、それらにかかわった人々と現代の人間、私との時間的距離が眺めているうちに次第に縮まり、恐れ多くも握手するかのようにつながれる、そんな面白さを感じました。

今日は圧倒的な猛暑のおかげで、古墳群の見学はパスしました。

涼しくなったら、再び訪れて、古墳群や忍城などゆっくり見学したいと思います。

稲荷山古墳からの国宝「金錯銘鉄剣」

古墳群からの埴輪

近くの高澤記念館で食べたランチ「古墳カレー」

ホームページをリニューアル

ホームページをなんとか新しく作成し、公開してみました。できたてホヤホヤです。まだ改善点がいろいろありそうですし、載せたい画像もいろいろあるのですが、ここで一休憩。

http://music-piano-chorus-fish.com/index.html

やはり、予想通り悪戦苦闘しました。

これまで使用していた古いホームページビルダーとは違う新しいやり方に慣れず、どうして?なぜ?どういうこと?どうしてだめなの?の連続でした。

表の入れ方、画像の入れ方等、これまで自由に挿入出来ていたのが、新しいバージョンではページのテンプレートや部品のパーツというひな形がしっかり出来ているため、これまでの自由な発想を受け付けてもらえないのです。

やっと、その新しいやり方を理解し、少しマスターできたところです。

慣れてみると、なるほど便利な点もたくさんあり、これから長く活用できそうです。

しかしまだまだ、どうして?なにこれ?どうやるの?がたくさんありますから、また少しづつ手の内に入れようと思います。

ホームページ作成は自分の時間が持てる方の楽しい挑戦として、年齢にかかわらず是非おススメですよ~。