大宮北公民館サマーコンサート

大宮北公民館にて、午前中10時~11時30分の時間帯でサマーコンサートがあり、ソプラノ、ヴァイオリン、フルートの若い方たちと共にピアニストとして演奏してきました。「ひまわり学級」というシニア層向け事業の一環としてのコンサートでした。

シニア層が良く知っている曲を中心に選曲し、アンサンブルやソロ曲を演奏してきましたが、暑い最中、会場はほぼ満席に集まってくださり、一緒に歌っていただいたりして会場の皆さんと共に楽しい時間を持つことが出来ました。

私のソロはショパンの「子猫のワルツ」でした。フルート&ピアノで「子犬のワルツ」を演奏した後、子猫を聞いていただきました。弾く前に「オバサン猫ですが…」とトークを入れると、即「お嬢さん猫!」と声をかけてくださった方がいらして、「では、可愛い子猫ちゃんになったつもりで演奏いたします。」と訂正しました。演奏後の沢山の拍手は嬉しいものでしたニャン。

大宮音楽家協会の仲間の方たちと (娘のような世代の方たちとのアンサンブルは気持ち良かった!)

 

猛暑お見舞い申し上げます

今日は、「死ぬー」と猛暑の日中にレッスンに見えた大人の方の一声が玄関入るなりありました。
夕方来てくれた小学生の生徒さんは、徒歩で来るちょっとの間に楽譜が暖まるようで、冷房の効いたレッスン室でバッグから出したその楽譜の湯たんぽのような暖かさに驚くと同時に気持ちも良いらしく、「わーあったかい!」と顔に押し当て笑っていました。

本当に異常なほどの最近の暑さで、各部屋1日中冷房無しでは過ごせず、これから請求書が来るであろう電気料金が恐ろしくもあるこの頃です。

しかし思うに猛暑の中、しなければならないことがあることは幸いです。これが無ければこの暑さでは何もする気は起きないような気がします。電気代はこの際気にせずに、冷房を効かせつつ、しなければいけない何か(ピアノやコーラス)に取り組むしかないですね。

皆様お大事に!

 

 

「日の名残り」読みました

ノーベル文学賞を受賞したカズオ・イシグロ作品の初読みです。

私は定期的に熊谷のコーラス指導に出かけることがあり、その際、大宮で時間があるとエキュートの本屋に寄り何か適当に電車内用に購入したりしますが、今回はこれを読んでみて購入正解でした。静かで落ち着いた文体と同世代の作家であること、同世代の登場人物であることで内容的にも親近感が持てました。

格式ある政治家の大屋敷で、執事とは何かを追求しつつその仕事に絶対的な誇りを持ち、自らの生涯のすべてを執事という職業に捧げ、それ故に家庭も持たず女性への愛も片隅に放り、ただただ仕事一筋に邁進してきた男の話です。(男の仕えたご主人様はイギリス政府がナチスドイツとの友好関係を築くよう画策した貴族で、戦後戦争責任を問われ自殺に追い込まれるという人物。)

この男の生涯をどう読むか、どう感じるか、それは読者にゆだねられています。旅に出た最後の日の美しい夕日を眺めながら、思いがけず涙するこの男の生涯を、立派に全うしたと肯定的に見るのか、仕事以外の人生の大切なものを見ようとせずに大きな犠牲を払ってしまったと否定的に見るのか、どちらとも言えるわけです。

『人生が思いどおりにいかなかったからと言って、後ろばかり向き、自分を責めても詮無いことです。私どものような卑小な人間にとりまして、最終的には運命をご主人様のーこの世界の中心におられる偉大な紳士淑女のー手に委ねる以外、あまり選択の余地があるとは思われません。それが冷徹な現実というものではありますまいか。』主人公は自らの生き方をそう悟ります。

美しい夕日の前の小さな人間にとって、覚悟をもって力を注ぐべき真に価値あるものとは何なのかを問いかけられます。

映画「羊と鋼の森」見ました

近くの映画館で「羊と鋼の森」を見てきました。

公式サイト→http://hitsuji-hagane-movie.com/

北国の森で暮らしていた青年が、学校のピアノの調律に来た調律師の音を聞いた瞬間に「森」と感覚の中でリンクし、調律師を目指します。彼が一人前に成長するまでの苦悩とともに、羊の毛で作られたハンマーが鋼の弦を鳴らすことで生まれる響きと音楽も(ピアノに関わるピアニストや学習者etcの演奏により)自然やそれぞれの人生とリンクしながら描かれています。

『明るく静かに澄んで懐かしい文体、少し甘えているようでありながら、厳しく深いものを讃えている文体、夢のように美しいが現実のように確かな文体』…主人公の青年外村(山崎賢人)が尊敬する調律師板鳥(三浦友和)に目指す理想の音を聞いたときに答える板鳥のセリフがこの言葉で印象的でした。ネットで調べなおして書き記しておきます。小説家の原民喜の言葉だそうです。「文体」を「音楽」に置き換えても、やはりそれは理想だと思います。

それにしても役者さんは凄いなと思いました。本当に調律師みたいでしたし、本当にピアニストのようでした。同時に、響きにこだわる表現の後、映画の中で本当にその響きが微妙に変化するのにも驚きました。音響技術も本物でした。
「一音へのこだわり」と同時に、「音楽が何かを感じさせてくれる」、そんな原点に回帰させてもらえるような静かで深い素晴らしい映画でした。

ホール抽選はいつもダメ運

6月1日は公共施設小さめホールの12月分の抽選日です。大きなホールはだいたい1年前ですが、コミセンの多目的ホールのようなところは半年前の1日です。

さて、玄関に生の花を置くと運気が良いとネットで見たので、庭のアジサイを下駄箱の上に飾り、プラザノースの多目的ホールを狙いに行ってまいりました。

ホールのくじ運はこれまで良かったためしがただの1度もありません。芸術劇場などの素敵なホールを使用した際は、たまたまキャンセル空きが取れたというだけで、あとは、「比較的いつでも取れる古いホール」の使用ばかりです。

それでも昨年は、プラザノースの多目的ルームの抽選会で50番代の番号札ながら、あきらめて帰ろうとしていた矢先になんと最後の最後で取れたのでした。

なので今年も同じ会場を狙ってみました。くじ箱に手をつっこみ、これだっと拾った番号札はなんと、40番!それでも昨年のことを考え希望とともに待っていると、今年は1桁の方が多く、続いて10番代も多く、20番代に入ったところでとうとう土日祝日は無くなりましたとさ。

さあて「比較的いつでも取れる古いホール」が我が町東大宮にありまして、抽選に落ちたその足でその東大宮コミセンへ行くと、案の定空いておりました!ありがたや!おかげさまでクリスマスイブを押さえることが出来ました。生徒の皆さん、コーラスの皆さん、今年は共に楽しいイブを過ごしましょう!

大人のピアノお楽しみ会

本日は午後より大人のピアノの生徒さんのお楽しみ会でした。
7名の参加でした。まずはそれぞれソロ曲を弾いていただきました。
毎年講師自身がソロ演奏でメチャ緊張するのですから、生徒の皆さんも緊張感一杯ですが、皆さんお忙しい中立派に準備してくださり、講師より良い演奏を繰り広げてくださいます!
今回は、不思議の国のアリスより、エリーゼのために、愛の悲しみ(ラフマニノフ編)、コンソレーション(リスト)、舟歌(ショパン)、イタリアンコンチェルト(バッハ)、という名曲揃いでした。

最後に初見で皆で合奏をしてみました。ガーシュインの I Got Rhythm です。
4人でそれぞれ片手のみで弾いています。ちょいとズレたりしているのはご愛嬌ですが、楽しいですね。

 

ピアノお楽しみ会(学生の部)2018

昨日は、ピアノの生徒さんの毎年恒例のお楽しみ会でした。
プログラムは、自己紹介~1人づつソロ演奏(講師演奏としてショパンの「子猫のワルツ」も披露!)~ドリンクタイム~「この地球のどこかで」(合唱曲)演奏~音程しりとり~合奏(モーツァルトが4歳で習得したメヌエット、レソドソパーティ)~あみだくじ&お土産という感じでした。

生徒さんどうしの交流と様々な刺激の授受と、普段のレッスンでは出来ない音楽的側面の体験が毎年の目的です。今年は、音程しりとりと合奏を取り入れました。音程しりとりは年長さんが2人いましたが、一生懸命考えてくれて全てピンポーンでこちらも嬉しくなりました。合奏のレソドソパーティというのは、年長さんに低音でれーそーどーそーと繰り返してもらい、それに合わせて皆でいろいろなメロディを弾きました。皆1日~7日くらいの準備期間でしたが、結構楽しく合奏出来たと思います。

イヴ・アンリに感動

先月末に、汐留ベヒシュタイン・サロンにてピアニストのイヴ・アンリ公開レッスンがあり、聴いてきました。イヴ・アンリ先生はパリ国立高等音楽院の教授で、世界的に演奏やマスタークラスでの指導をしておられます。実は私はこの催しもイヴ・アンリ先生も知らないまま、主催者から電話をいただき、たまたまその日が空いていたので出かけたのでした。

それが私にとっては大当たり。おそらく客席が少ないので電話を下さったのだと思いますが、なぜ?こんな素晴らしい先生の公開レッスンが知られていないの?もったいないなと不思議に思いました。

私が聞いたのは、モーツァルトのピアノソナタ8番、ショパンのバラード1番、シューマンのアラベスク、スクリャービンのエチュードでしたが、それぞれ、先生が生徒の傍らのもう1台のベヒシュタインピアノで弾きながらのレッスンで、その音楽に心が動かされました。美しく楽しい!感覚と解釈に裏打ちされた優雅さとまろやかさと理性的な迫力。すっかりその演奏の虜になりました。

私が一番に感じたことは、先生は、まずたくさんの音楽が心と体に満ちていて、その音楽の息吹を作曲家が残した楽譜の上に乗せ解釈をするという順番なのが、受講生は、楽譜を目と頭で読み取った後、それを体に次に心へと音楽的に満たそうと勉強するという順番であるところが決定的に違うと思いました。

まるで、パリに1日行ってきたような、大袈裟ですが私にとって革命的な日となりました。

ヴィースバーデン

先日、ドイツのヘッセン州の州都ヴィースバーデンの歌劇場でオーケストラ団員として働いている次女が、町の宣伝フィルムに出演しているとの知らせが入りました。youtubeフィルムの真ん中あたりにほんの数秒ですが出演しています。まさかのソロ演奏!我が家にとってとても良い記念となりました。

娘のところにはこれまで3回ほど行きましたが、毎回、環境に恵まれた本当に気持ちの良い街だなと思います。特に春から初夏にかけては他の都市もそうかとは思いますが、自然が多いので樹木や花々が生き生きとし、歴史ある建築物と調和して見渡す景色がとても美しいです。

毎年、桜が咲くと出かけたくなりますが、今年は我が家の庭と呼ぶ(歩いて5分ほど)「市民の森」、「大宮公園」、そして一人旅で伊豆の「さくらの里」へ出かけ、それぞれの桜を愛でてきました。

夫が倒れ自分で生活を支え始めた頃より、以前に増して多くの時間をピアノの前と、パソコンの前と、車の運転に費やすといった生活となり、寒い時期は特に歩かなくもなり、それらが祟ったかいつの間にやら骨粗しょう症の薬を飲み始め足腰危険状態の私です。このたび、暖かくなり桜を眺めに出かけてみてそんな生活習慣を反省です。

一人旅では本当によく歩き回りました。伊豆の大室山の火口の周り、ふもとの桜の里、泊まったホテルが富戸駅から急な坂道を延々と登ったところにあり息を切らせながら登り、翌日は来宮神社から熱海の海岸まで歩き、海岸をうろつきと、膝が音を上げそうでしたが、たびたび入った温泉のおかげでなんとか無事で楽しい旅が出来ました。歩くと気持ちもぐんぐん元気が出るということも実感でき、桜の効用の巻でした。

桜の里にて 手前の品種は「思川おもいがわ」だったかな

 

市民の森にて
大宮公園にて バカップル